2019年チャレンジ富士五湖 秋 第二話「訪れた試練」 [チャレンジ富士五湖]
「足和田出張所を出た後は激坂。どーぜ歩くなら食いながら登る。私らレベルで足和田でのんびりする時間はないよね~」
毎度毎度のことながら、奥さんの「私ら」に自分は含まれていないって!
「僕、一般人。君、変態ランナー。一緒にしないで!(令和元年こばすけ家流行語大賞ノミネート)」
と、プチ突っ込みを入れたくなりながら、西湖へ続く坂をスタスタ歩いていく。
登りを終えて、西湖湖畔を進んで行く。
春の富士五湖は全く気が入らず歩き倒した場所ですが、今回はしっかり走っていきます。
野鳥の森公園あたりからはスライドも始まり、元気が頂けます♪
うどん食べれるのいいなぁと思ったのは内緒です(;^_^A
赤池大橋の下りは奥さんにブーストがかかり、必死で食らいついていきます(笑)
だから、だから何で、普段のキロ5ペース走ではついてこれないのに、ここで、60km以上走ったテメーはそんなに走れるんだぁ!!
と、ドリフばりのタライ落としを食らわしてやりたくなる衝動を抑えつつ景色を眺めつつ赤池大橋を走り抜けます。。
「あぁ、帰りはここを登るのか」
一瞬思いました。
思いました。
この一瞬のネガティブ思考がこの後僕に大きくのしかかってくることになります・・・。
それはまだ未来の話。
そして精進湖に入る所で、ついに体がしんどさを感じてきました。
まぁ、これくらいは想定内。少しグズグズすることでペース表に対してわずかにあった貯金を減らしましたが、またオンタイム。
河口湖、西湖、精進湖と私設エイドではとてもお世話になりました。
精進湖で私設エイドを毎年してくださっているという女性の方と奥さんのトイレ待ちの時にお話しした際に、「何が一番ランナーさん喜んでくれるのかしら~」と聞かれて、「もう甘いものだらけなんで、用意してくださっている生茶とか最高っすよ!」とか言いつつ頂きましたが、本当は「私設エイドをしてくださっている、応援してくださる、それだけでもうすでに一番うれしいです!!パワーになってます!!」と言いたかったのですが、そんなこと恥ずかしくて言えないのでここに落書きしておきました。
本当に他の所でも、私設エイドの方の応援に背中を押してもらえました。
ありがとうございました。
そんなで、「100km、71km」と「118km」の分岐に到達。
なんか精進湖入ったあたりから体中が緊急信号を出し始めており、少し歩きも入り、本栖湖に入る直前の地下道の階段で脚がガタガタであることを悟りました。
やべぇ。ガタガタだぞ。とりあえず、大エイドまでなんとかしなくては!
そんなで本栖湖県営駐車場に到着。
75km。
ドロップバックを受け取り、補給しているとなんだか味覚が変。
食べていると吐きそうになります。なんかすげー気が付いたらえらいことになってる俺!!!
「顔、土気色だよ!!」
※ちなみにこの時に奥さんに撮影された僕の写真は真っ白に燃え尽きておりました(笑)
「え?」
そんなでドロップバックをもぞもぞしているうちに両足が攣り攣りカーニバルを勝手に開催し始めて、動こうとすると脚が攣る状態に(笑)
オイオイ反抗的だな俺の体。笑っちゃうよ。
ぴくぴく動いている脚の筋肉を眺めつつ、ニヤニヤしてしまいました。
・・・・いやいや、笑っている場合じゃないって!
数多いこばすけのレース潰れのレパートリーの中でも最大・最強クラスのモノがきました。
これも想定内なんだけど、やっぱりキツイなぁ。
ベストタイムを狙うってこういうことだよなぁ。
ペース表の予定時刻はどんどん過ぎて行きます。
そうだ。奥さんには行ってもらわにゃ!
「とりあえず、今の時点では完走ラインにいる。俺もなんとか今はやべーけど最善を尽くす。先に行ってくれ!!」
ここで奥さんとは別行動になります。
ヘボランナーに付き合わせて、完走出来ないなんて、申し訳なさすぎるので行ってもらいました。
とりあえず、胃薬と芍薬甘草湯、ジェルを流し込んで、一度レースは終わったと思ってシューズの紐を緩めて体を休めました。
休めた後、「よし!1000円札のビューポイント行くぞ!!」と立ち上がりました。
エイドを出る際にボランティアの方に「時間内に戻って来いよ!!」と送り出されました。
「ありがとう!必ず戻ってきます!!」
まだ終わらない。
俺のチャレンジ富士五湖は終わらない。終わらせない。
そう思って、本栖湖県営駐車場を後にしました。
2019年チャレンジ富士五湖 秋 最終話 「教えられたウルトラランナーの矜持」に続く。
毎度毎度のことながら、奥さんの「私ら」に自分は含まれていないって!
「僕、一般人。君、変態ランナー。一緒にしないで!(令和元年こばすけ家流行語大賞ノミネート)」
と、プチ突っ込みを入れたくなりながら、西湖へ続く坂をスタスタ歩いていく。
登りを終えて、西湖湖畔を進んで行く。
春の富士五湖は全く気が入らず歩き倒した場所ですが、今回はしっかり走っていきます。
野鳥の森公園あたりからはスライドも始まり、元気が頂けます♪
うどん食べれるのいいなぁと思ったのは内緒です(;^_^A
赤池大橋の下りは奥さんにブーストがかかり、必死で食らいついていきます(笑)
だから、だから何で、普段のキロ5ペース走ではついてこれないのに、ここで、60km以上走ったテメーはそんなに走れるんだぁ!!
と、ドリフばりのタライ落としを食らわしてやりたくなる衝動を抑えつつ景色を眺めつつ赤池大橋を走り抜けます。。
「あぁ、帰りはここを登るのか」
一瞬思いました。
思いました。
この一瞬のネガティブ思考がこの後僕に大きくのしかかってくることになります・・・。
それはまだ未来の話。
そして精進湖に入る所で、ついに体がしんどさを感じてきました。
まぁ、これくらいは想定内。少しグズグズすることでペース表に対してわずかにあった貯金を減らしましたが、またオンタイム。
河口湖、西湖、精進湖と私設エイドではとてもお世話になりました。
精進湖で私設エイドを毎年してくださっているという女性の方と奥さんのトイレ待ちの時にお話しした際に、「何が一番ランナーさん喜んでくれるのかしら~」と聞かれて、「もう甘いものだらけなんで、用意してくださっている生茶とか最高っすよ!」とか言いつつ頂きましたが、本当は「私設エイドをしてくださっている、応援してくださる、それだけでもうすでに一番うれしいです!!パワーになってます!!」と言いたかったのですが、そんなこと恥ずかしくて言えないのでここに落書きしておきました。
本当に他の所でも、私設エイドの方の応援に背中を押してもらえました。
ありがとうございました。
そんなで、「100km、71km」と「118km」の分岐に到達。
なんか精進湖入ったあたりから体中が緊急信号を出し始めており、少し歩きも入り、本栖湖に入る直前の地下道の階段で脚がガタガタであることを悟りました。
やべぇ。ガタガタだぞ。とりあえず、大エイドまでなんとかしなくては!
そんなで本栖湖県営駐車場に到着。
75km。
ドロップバックを受け取り、補給しているとなんだか味覚が変。
食べていると吐きそうになります。なんかすげー気が付いたらえらいことになってる俺!!!
「顔、土気色だよ!!」
※ちなみにこの時に奥さんに撮影された僕の写真は真っ白に燃え尽きておりました(笑)
「え?」
そんなでドロップバックをもぞもぞしているうちに両足が攣り攣りカーニバルを勝手に開催し始めて、動こうとすると脚が攣る状態に(笑)
オイオイ反抗的だな俺の体。笑っちゃうよ。
ぴくぴく動いている脚の筋肉を眺めつつ、ニヤニヤしてしまいました。
・・・・いやいや、笑っている場合じゃないって!
数多いこばすけのレース潰れのレパートリーの中でも最大・最強クラスのモノがきました。
これも想定内なんだけど、やっぱりキツイなぁ。
ベストタイムを狙うってこういうことだよなぁ。
ペース表の予定時刻はどんどん過ぎて行きます。
そうだ。奥さんには行ってもらわにゃ!
「とりあえず、今の時点では完走ラインにいる。俺もなんとか今はやべーけど最善を尽くす。先に行ってくれ!!」
ここで奥さんとは別行動になります。
ヘボランナーに付き合わせて、完走出来ないなんて、申し訳なさすぎるので行ってもらいました。
とりあえず、胃薬と芍薬甘草湯、ジェルを流し込んで、一度レースは終わったと思ってシューズの紐を緩めて体を休めました。
休めた後、「よし!1000円札のビューポイント行くぞ!!」と立ち上がりました。
エイドを出る際にボランティアの方に「時間内に戻って来いよ!!」と送り出されました。
「ありがとう!必ず戻ってきます!!」
まだ終わらない。
俺のチャレンジ富士五湖は終わらない。終わらせない。
そう思って、本栖湖県営駐車場を後にしました。
2019年チャレンジ富士五湖 秋 最終話 「教えられたウルトラランナーの矜持」に続く。