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野辺山ウルトラマラソン、中止。 [野辺山ウルトラマラソン]

野辺山ウルトラ中止。

これを見た時は、「ですよね。」と言う感じとホッとした感じでした。

もう、大会があったとしても、行くかどうかを迷うレベル。
迷うということは、もう行かないという答えが出ているも同然。

職業柄、高齢者と接することも多く、このコロナ関連で支援している人で陽性は出ていないがヒヤヒヤする事案がもうすでに数件出ていて保健所へ対応を相談することも増えてきている。
本当、感染症は怖い。それをヒヤヒヤする事案の対応を協議する中で、改めて痛感しました。

支援する人、自分の家族、色々な人の顔を浮かべていると、仮に大会があって、参加するという選択をしたとして僕はワクワクした気持ちで野辺山に今年は行けないな、だから行かないほうがいいかもしれない。という気持ちになっていたので、そういう意味でホッとしました。

初めてウルトラを走った野辺山。

制限時間3分切っての超ギリギリのゴール。あの「おかえりなさい!!」を受けながら走ったゴールは今でも忘れられない光景。
あれがあって、もっと走ることが好きになったし、何より野辺山が、ウルトラが好きになりました。

またワクワク100%で野辺山に挑戦出来ますように・・・・!!!

あのすごい景色の中でまた走れる時を楽しみに、日々を過ごして行こうと思います♪

大会運営の皆様、、、、色々と検討し判断するのは本当に大変なことと察します。
ありがとうございました!!





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2019野辺山ウルトラ 装備品等振り返り [野辺山ウルトラマラソン]

完全な備忘録。

野辺山の装備等を振り返ります。

今回、結構装備品を変えました。

【装備】
帽子:Raidlight
上半身:ファイントラック パワーメッシュ
    野辺山参加賞T
    RLアームカバー
    RLメリノウール手袋
    ニューハレテーピング、腰と肩
※ファイントラックは汗冷えせず、本当驚きでした。。汗でぐしゃぐしゃにもならず・・・♪
※アームカバーと手袋は、42kmでドロップバックへ
下半身:ノースフェイスのハーパン(腰回りが全部メッシュのポケットのやつ)
    C3fitのゲイター
    タビオレーシングラン
    ニューハレのニーダッシュ、ふともも二か所、ハム一か所、ひざ下
※ハーパンのポケットには、アスリチューンジェルとメダリストジェル、メダリスト粉末、飴5個、携帯、ワセリン、胃薬、芍薬甘草湯(ワセリン、薬類は使用せず)。
シューズ:On CloudX

【ドロップバックに入れておいたもの】
※八峰の湯※
レッドブル
OS-1ジェル
アスリチューンジェル2個
キレートレモンゼリー
飴5個
プロテインバー
メダリスト粉末
→プロテインバー、アスリチューンは補給せず。飴は補給。

※滝見の湯※
100%オレンジジュース
OS-1ジェル
アスリチューンジェル2個
「速攻元気」のジェル
飴5個
ソイジョイ
メダリスト粉末
→アスリチューンは補給せず。ソイジョイは馬越峠登りながら補給。

今回ザックを初めて使用せずにウルトラに挑戦。
ドロップバック、いいかも!!なんかお楽しみみたいな感じで楽しかったです。
ドロップバックを渡して下さるボランティアの方のスピードにただただ感謝でした。

【食べたもの】
・基本的に、エイドの果物。意識してバナナは2つ、オレンジも複数食べるようにしました。
 ドロップバックのキレートレモンゼリー、「速攻元気」のジェル、OS-1ジェル2つ(42km、71km地点)、90km地点で自動販売機でモンスター一本。
 10km置きに最低バナナ2つとコーラを摂っていれば、多分ハンガーノックにはならないだろうという考えでいきました(それ以上食いましたが。ただの食いしん坊・・・(;^_^A)。
富士五湖の時は、これに合わせて10km置きにアスリチューンジェルやメダリストのジェルを摂っていました。これが原因かはわかりませんがレース早々に気持ち悪くなったこともあり、今回は非常事態(エイドに果物がない、ハンガーノックになった等)に備える意味でポケットに2つジェルを入れましたが結局一つも使用せず。
普段、ラン用に作られたジェルを摂って走ることがなく、それで気持ち悪くなったことがないので、補給物もなるべく普段通りいけばいいんじゃないか・・・・ということで今回補給は考えて実行してみました。。
ラン用のジェルはフルマラソンでは一つ摂って特にトラブルないので、40kmに一個が僕にはいいのかも。この辺もアレルギーで摂れるものが限られるので、自分である程度のエネルギー源は持って走ることが重要か。。

・BCAA等入ったメダリストの粉末。20km置きに一個摂取。
これも今までは10kmに一個摂っていましたが、20km置きに。
根拠はないですが、なんとなくフルマラソンだとハーフ地点で一個摂る感じなのでそれよりゆっくり走るウルトラなら減らしていいんじゃね?という感じです。
特に悪影響はなかったように感じました。

全体的なイメージとしては、
「レース用の補給物:ジェル、BCAA粉末」の使用を最小限に、「なるべく普段食べている物」で行く。
という感じ。

そして飴、これ何気にすごい効果ありました。

三種類、グリーンダカラ、マツキヨのクエン酸配合のやつ、ホールズのスースーするやつを用意。
いつも朝ランの時に飴を一個持っていくのですが、結構これが効くのでウルトラでもいいんじゃね?ってことで用意。口に入れる頻度は適当に。食べる予定のエイドの5km前とか、あぁ、だりーなーと感じた時など。
一個は数キロカロリーしかないのですが、飴が口の中にある時間の分、ずっと甘さを感じるので脳的な満足度が高いのか?謎です。
以前にガムを試した時もすごい良かったので、脳なんて噛む動作とか、甘さを感じさせれば誤魔化せるものなのかもしれません。

そんな装備で行った野辺山。
かなりの軽量化で行きましたが、思ったようなトラブルも起きず良かったです。
この辺は挑戦をしていく中で色々変わるでしょうか、最近ここ数年はあまり深く考えずに挑んでいたのは事実。
道具や装備、補給物資も色々考えるのも楽しいのでしっかり考えて挑むようにしていこうと思います。

そうそう、以前のブログで書いたスマッシュウォーターは野辺山までに届かず、試せませんでした(笑)オクム前には使用してみようと思います。。

あと、足が蒸れないと聞く「和紙布ソックス」も購入してみました。
結構今までもゴール後シューズを脱ぐと足がふやけていることが何度かあったので気になっていました。。
イトイテックスのやつ。
今日20kmランで試しましたが蒸れません♪
来週のオクムで試してみようと思います。。

あと、レースプランは抑えて入るのが良さそうです。ダウンヒルを飛ばしまくるのも今回禁止しました(いつも下り終えると脚が終わるので)。
今まで前半の貯金を意識して入っていましたが、今回は「80km地点で出せるペースで前半も走る」をテーマに行きました。それでも実際の所後半は落ちています。
でも以前より遥かに走れていましたので、このイメージでやっていこうと思います。

どうも自分が思っていたより遥かに、「余裕を持って」挑むことが大切なようです。

野辺山でお話ししたデカフォレストで川の道、さくら道、スパルタなど完走されている方のお話しだと「ラスト10kmまではがんばらない。がんばるのはそこから。それくらい余裕持って行ったほうが良い」との話でした。

やっぱり「楽に」なんですね。。

そんなこんなで、野辺山振り返りシリーズ、おしまい!!
今回は色々新境地を発見できた感じで、楽しかったです♪

来週は、奥武蔵ウルトラマラソン!!
なんか坂ばかり走っている気がしますが、絶景を楽しみに走ろうと思います♪




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2019年野辺山ウルトラマラソン 最終話「待ち望んだ限界との戦い」 [野辺山ウルトラマラソン]

ついに馬越峠。

山場とか、地獄とか色々な表現がされている所ですが、ここ体的にはきついですが景色がきれいなのと、森林浴している感じがして好きな所です。。

ここは11:00/kmのペースで登っていきます。
走れそうな所は走って、後は攻めの歩きで!!

どんどん登っていくだけに、景色が本当にきれいです。

途中のエイドの手前でソイジョイ食べましたが、口がバッサバサになり水でも流し込みにくい事態に(;^_^A

そんな補給をしつつ、登っていくとついに頂上です!!!

エイドで腹ごしらえして、長い下りに入ります。

今年は下りも飛ばし過ぎないことでなるべく脚を残すようにしています。

去年までは5:00/km位まで上げてましたが今年は速くても5:40/kmくらいで下ります。
去年までは下りで飛ばし、脚が終わり平地で歩くとかもザラだったので・・・。

これが功を奏したのか、いつも最高の景色と僕に疲労という絶望をくれる千曲川ゾーンもしっかり走れました。
なんとか7:30/km前後で走れています。

そしてついに川上村原公民館に到着!!

何時か忘れましたが、予定通り過ぎてびっくりしたことを覚えています。

補給をしっかりして走り出します。

この辺から、脚がついに限界に近づいてきました。
でも、この感じが久しぶりでうれしくもありました。
こうなる前に富士五湖は勝負を降りてしまったので、待ち望んでいた感覚でもありました。

そうだそうだ。俺はこれをしにきたんだ。限界との戦いだ。
この感じ、この体の感じ、一年ぶりです。

90km手前の自動販売機(ハッピードリンクショップて名前だった。。)で最近のロング走で発見しお気に入り商品となっていたモンスターのピンク色のやつを買って飲みながら90kmのマットを超えて、走っては歩き、走って走って、田園地帯を抜けていきます。

ペースはゆっくりですが確実に残りは減っていっています。

この辺でのランナーさんとのエール交換は本当に元気になりました!
「すごいさっきから走ってますね!」と声を掛けられ、「いやもう自分にムチいれながらですわ~」と話したり、こういうの本当に元気になれます。

そうか、俺、まだ走れているのか・・・、いや、走っているのか・・・・

完走を確信すると歩き倒してしまっていた、今までのウルトラ。
別にゴールすれば何でもいいし、その時はそれなりに限界だったのでそれはそれでOKなのですが、ウルトラに挑戦を重ねていく中で走り切れるようになりたいという思いがありました。
まだまだそれには程遠いですが少しはそれに近づいた気がします。

もう歩いても完走は間違いない状況ですが、走っています。

この事実が何よりもうれしかったです。

感慨にふけりつつ、ラスト3km!!

こんなに明るい時間にここを走っているのは初めてです。

結構キツイんですが、「あぁ、もう終わっちゃうのか。こんなにちゃんと100km行けたのは初めてだった。この感覚を忘れたくないなぁ」と思います。

この日のように走れたウルトラは初めてでした。

いつも楽しいし、苦しいし、景色はきれいだし、頂く応援もありがたいし、そこは変わらないんだけど、今日はなんか今までの短いランライフの中で一番上手くウルトラを走れた気がします。

残り3kmを切ると頂く声援が「おかえり」に変わり、一段と終わりを感じ始めます。
今日も何回応援に背中を押してもらったか。本当にありがとうございます。

ありがとう野辺山。また来ます!!

そんな思いでゴール!!!

まさかまさかの100kmベスト。まさかの13時間10分台でのゴール!!

上手くいきすぎて、ポカンとなってしまいましたが、最高の野辺山の旅が出来ました!!

大会運営の方、ボランティアの方、応援の方、共に走ったランナーさん、関わった全ての皆さん・・・ありがとうございました!!

2019年野辺山ウルトラマラソン 最終話「待ち望んだ限界との戦い」完
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2019年野辺山ウルトラマラソン 第二話「テンション爆上げ」 [野辺山ウルトラマラソン]

50kmの小海中学校エイドでバナナを頬張りつつ、今までの僕のランの傾向を分析しつつ作ったペース表を見る。

・・・ふふふ・・・今回のペース表はとにかく前半を抑えて入り、後半の落ち込みを最小限にするというプランなのさ・・・・。。

何故そうしたのか?

僕、基本的にどんどんペース落ちる突っ込み番長だからです(かといって突っ込んでいる時もそんなに速い訳でもない。あくまで僕比)。

今までの過去4回の野辺山、3回の富士五湖、オクム、日光、すべてに言える傾向として、

「ペースが右肩下がり」

なのです。

フルマラソンも10回目位からようやくイーブンで走れるようになってきて、自己ベストが出たり楽しんで余裕持って走れるようになってきています。
フルも、当初は強烈な突っ込み野郎でした。サブ3.5以上のペースで入り、ゴールはサブ4ならず。とか、4時間半越えたり、とか。

だから、多分イーブンで走れるようにすることが鍵だなと。

50kmのここからは基本的に登り基調。
過去の野辺山ではべらぼうに時間を使って通過しています。

ここからが勝負です。

そんなで息が上がらない程度のペース、エイドでは水を被り、体を冷やしていきます。。。

八峰の湯のドロップバックで迷ったのは、水の携行ボトルを持っていくか、どうかで持って行かないという選択をしました。
この日は陽が出てたけど、風も吹いているので風でクーリングされるやろ・・・みたいな感じで判断しました。。

この選択が吉と出るか、凶と出るか?

まぁいいや。暑さを感じたらペースを落とそう。

北相木村役場の折り返しゾーンも淡々と進んで行きます。

本当、天気がよく景色がきれいです。

この折り返しゾーンでは私設エイドの方に本当助けてもらいました!ありがとうございます♪

60km通過。

ペース表の予定ゴール時刻は18:23分(細かい)。13時間03分のゴール予定で作りました。

驚くことに、遅れがこの時で15分程度。

なんか上手く行きすぎだ気持ち悪い。数多くの笑いと阿鼻叫喚を体験してきた僕のランライフ。こんなはずはない(何を期待しているのかと)。

折り返しゾーンも過ぎて、登りになって「少し休むか」とスタスタ歩いていると・・・・後ろから、

「どうした?大丈夫か?」

と、どなたからか声を掛けられます。

振り向くと、、、わー!!

愛読書ランナーズの「ウルトラにっぽん」で出てたランナーさんやん!!
この方「ウルトラにっぽん」の記事によるとデカフォレスト(野辺山10回ゴールした方)で、川の道、さくら道、その他色々なウルトラに出場されているすんごい方です。

この方とは実はずっと近くを走っていて、「あ、ウルトラにっぽん」に出てた方だ、、、筋肉すげぇとか思いつつ、走っていました。。

その方に声をかけて頂き、僕も奥さんもテンション爆上げでした!!

色々ウルトラの走り方とか、野辺山の攻略法、出場された大会の話など、とても楽しい話をたくさん聞かせて頂きました!!

本当これで元気いっぱいになりました♪ありがとうございました。

奥さんはこの後、「あ~私も川の道フットレースとか出てみたいなぁ。」と恐ろしいことを呟きながら走っていました(;^_^A

そんな大サプライズもありつつ、滝見の湯に向かう激坂に爆笑しつつ進んで行きます。

「もう5回目なのにこの坂のこと忘れてたわ。本当都合の悪いことは忘れるなぁ」

と、攻めの歩きと走りを混ぜつつ進んで行きます。

「本当さ、上から目線みたいだけど、久しぶりにちゃんとウルトラ走れているよね」

と、後ろの奥さんから一言お褒めの言葉を頂きます(笑)

普段の僕なら、ふざけた感じで返すところですが、ここの時点ではまだ真面目でした。

「いや、俺は最後の馬越の下りを終えた所からが勝負だと思っている。そこから走れるか」

などと、至って真面目に返答。

歩き倒して行くのは馬越の登りだけ、他はどんだけ遅くても、最低でも電柱走り。

滝の流れる音が聞こえてきて、眺めながら走っていると、滝見の湯エイドに到着!!!
まさかの過去最速で滝見の湯に到着!!

ドロップバックを受け取り、OS-1ジェルと飲むと、超おいしい!!

やべぇな~OS-1が美味しいということは脱水してるってことだからなぁ。。。
野辺山前にポチったスマッシュウォーターは野辺山前に届きませんでした( ;∀;)

エイドの果物(確かここにパインがあってすごい美味しかった)をばくばくたべて、ドロップバックのオレンジジュースも飲み干して、さぁ馬越峠へ!!

馬越峠の本格的な登りの所までは走っていきます。。

ここからは一気にランナーさんも減り、滝見の湯(71kmの部のゴール地点)のフィニッシャーを迎えるアナウンスが聞こえなくなる位離れると一気に静かになります。。

本格的な登りの前のエイドで水を被って、腹ごしらえして、さぁ登りだ!!

ついにきました馬越峠。

僕のレースプランは成功するのか?最後の10kmは走れたのか?

最後の戦いに挑みます。

2019年野辺山ウルトラマラソン 最終話「待ち望んだ限界との戦い」に続く。。
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2019年野辺山ウルトラマラソン 第一話「楽にいこう」 [野辺山ウルトラマラソン]

スタート前、レース前に決めた自分との約束事を心の中で反芻してたらもうスタート一分前。

もう野辺山ウルトラのチャレンジも5回目。ここを走るのが大好きです。

先日の富士五湖はタイムなどなどに囚われ、何も覚えていない体たらく。

あんなことをする為に走っている訳ではない。

楽しいから走っているんだ。

「楽にいこう」

そんなことを胸に、八ヶ岳を眺めながらスタート。

前半戦は、とにかく抑えめのペースで6:30/km位のペースで進んでいく。

この日は初の試み、「手ぶらでウルトラマラソン」の為、上着もなしで身軽に出走。

スタート時は寒かったけど、5kmも走れば暖まってきた♪

景色を眺めながら、気持ちのいい空気を楽しみつつ進んでいきます。。。

このペースで行くと、とにかく驚くくらい抜かれまくりましたがとにかく50km過ぎに自分が維持できるであろうペースで今走ることが重要だと自分に言い聞かせて走っていきます。。

エイドでは、フルーツのある所ではたくさん頂きました。
この日はポケットに入れたジェルは一個も使わずに、エイドのフルーツとドロップバックのキレートレモンゼリーとソイジョイ一個で走り切れました♪

10km過ぎからは、新コース。

牧場みたいな所を走ったり、立派な開拓記念碑を見たり、前のトレイルコースも好きですがこの新コースもとてもきれいな景色がいっぱいで最高でした!

23kmの第一関門も無事通過。

下りもスピードを出し過ぎることのないように進んでいきます。。

いつもこの辺で汗かきまくり、暑いんだけど山の風が冷たいことで汗冷えして暑いのか寒いのかよくわからん!!・・・・となることが多いので、今回はファイントラックのパワーメッシュを購入!!
これ、すごかった・・・・。快適さが桁違いでした!体がベシャベシャにならないんです。。

とにかくがんばらないこと、がんばってるなと思ったらペースを落とす。
急がない、景色とエイドを楽しんで進んでいく・・・・。

35kmの稲子湯エイドの手前で、なんかこんな感じでウルトラ走るの久しぶりだなと思いました。

景色を楽しんで、食べることを楽しんで、大会を楽しんで。
奥さんと一緒に走っていても富士五湖の時は僕がテンパりすぎてろくに会話無し、去年も貧血で苦しすぎてろくに会話もせずに走っていましたが、この日はよくしゃべりました。

ウルトラにチャレンジを始めて、いつも制限時間ギリギリで、少し速くなりたいと思い始めてからどうも時計を気にすることが増えてました。

その結果、前半突っ込んで、後半ヨレヨレというパターンを何度も繰り返していました。
こないだの富士五湖はそのパターンの最強系。

僕にとって大切なのはタイムとかそういうのじゃなくて、ゴール出来るかどうか。
そしてその大会を楽しめたか、どうか。

そういう大切なことを見失っていたように思います。

やっぱりこれだよな。楽しむことだよなと思いつつ、稲子湯エイドに到着。
ここで我慢していた、ダムの放流を行い(小便と言えと)スッキリ!!

トイレに並び、バナナやら菜飯おにぎり、オレンジなどしこたま頂き、エイドを後にします。。

この辺から暑さを感じ始め、水を被ります。。。

稲子湯エイドの後は急登。走ったり歩いたりしつつ登るとそこからは下り。

時間を稼ぎたい気持ちを押さえて、楽に下っていきます。。

小海リエックスの前をテクテク通り過ぎて、あっという間に八峰の湯に到着!!

奥さんが一言。「ここでこんなに疲れてないの初めて!!」

・・・、僕もです。ウルトラ先生。

「いやいや、あなたは五湖を制した方だから!!」

と、軽口を叩きつつドロップバックを受け取りに。

手早くキレートレモンゼリーとレッドブル、OS-1ゼリーをお腹に入れて、大好きな八峰の湯エイドからの景色を眺めながら50kmのエイドに向けて出発!!

ここでアームカバーと手袋はドロップバックへ。

松原湖もきれいです。。

ここからの下りも抑えめのペースで下っていきます。

結構驚きなのが、かなり楽に走っているもののいつもの野辺山ウルトラの時とそんなに通過タイムが遅くない感じでした。

ウルトラ先生ことうちの奥さん曰く、ゆっくり走っているけどいつもより歩きが少ないのとエイドの時間を削減していることが良いみたい。

そうですかウルトラ先生。

このウルトラ先生は秋の富士五湖も問答無用で118kmだし(当然僕も。)、川の道ハーフに出る方法を調べているし(これは僕は出ません。まだ考えられません)、どんどん変態への道を歩んでいます(;^_^A

そんなウルトラ先生の教えを守りつつ進んでいくとあっと言う間に50km。

え、なんだこれ。富士五湖の時の50kmと全然疲れが違う。

ここまでが楽に入った前半戦。ここから残した脚を使って走っていく後半戦!

滝見の湯に向けて粘りに粘っている時に、勝手にこっちが知っているすごい方から声をかけてもらえる驚きの中盤戦(マジで驚いた。うれしかった。。)。

2019年野辺山ウルトラマラソン 第二話「テンション爆上げ」に続く。。
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2019野辺山ウルトラ、走ってきました!! [野辺山ウルトラマラソン]

昨日、野辺山ウルトラ行ってきました!!

雨かな~と天気心配していましたが、天気も良くて良かったです♪

無事完走しました!

先日の富士五湖から、色々装備や考え方、取り組みも再検討して挑みましたがそれもいい感じでハマった感じでした。

富士五湖の惨敗や昨日の野辺山を経て、ウルトラを走ることで嬉しいことも悔しいことも色々ありますがやっぱりウルトラ好きだなぁと再確認できた、最高の一日でした。

今日は仕事もお休みなのですが、しっかり5時過ぎに目が覚めて洗濯やらシューズ洗いなどしてのんびり過ごしています(;^_^A

大会関係者の方、ボランティアの方、その他関わったすべての皆様・・・ありがとうございました!!
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野辺山ウルトラマラソン、行ってきます!! [野辺山ウルトラマラソン]

・・・富士五湖でのラン人生最大の惨敗から、3週間位。

色々見直しました。

装備品、メンタル、事前のラン準備。

何年もアップデートしていなかった装備も何点かアップデート。

そしてこの3週間。ラン人生初の3週連続週間走行距離100km越え。

何の足しになるかはわかりませんが、今更がむしゃらにやってみた感じ。

ここ最近貧血とか色々あって、二度と貧血になりたくないとか、故障したくないとかでどうしても効率よくクレバーに準備をすることに重きを置きすぎてがむしゃらさがなかったなと。

そもそもクレバーな人じゃないし、クレバーなランスタイルでもないし。

アホという名のがむしゃらさをこの三週間で取り戻せた気がします。

がむしゃらさを持ちつつ、レースマネジメントはクレバーに行きたい(クレバーな人ではないが)。

・・・・今回は補給も色々見直します。

前回の富士五湖は10kmおきにジェルを取ることをやってみましたが、前半で気持ち悪くなってしまいました。
ジェルが悪い訳ではないですが、どうも僕は果物とかメインで摂ったほうが調子が良さそうです。
胃の中が酸性になると良くないとか、アルカリ性の状態でなるべく維持が○とか、本で読んだ。ちなみに酸性になると良くないそう。ちなみに果物はアルカリ性になるとか。

とはいえ、小麦アレルギー持ちの僕。小麦が入っているかグレーなものは食べれません。
エイドにすべての補給を頼るのは厳しいです。。

なので、エイドで頂くものは果物一択。
ひたすら果物があるエイドでは果物を補給して進んで行こうと思います。
で、果物がない、エイド間で腹減った、ピンチ!という時はジェルで。
ドロップバックには色々お楽しみも入れてみようと思います。

補給はそんな感じ。

そして富士五湖失敗の一番の原因、突っ込みすぎもしないように。

平地6:30/kmをベースに走り、あとは上り下りは上手く帳尻合わせながら行こうと思います。

時計を気にするのはほどほどに、旅する感覚で走っていこうと。
富士五湖は時計ばかり見てしまっていました(未知の距離に飲まれましたね)。
その辺も余裕持って。

そう、本当に富士五湖は心に余裕がなかった。

心に余裕を持って。しんどいなと思ったらヘラヘラしときます。

ゴールへの執着は強く持ちつつ、心には余裕を。

コースに負けても、制限時間に負けても、自分には負けない。

やろうと思ったことはやれたので、しっかり野辺山でそれを出してこようと思います。

野辺山の道中をしっかり楽しんで、苦しんで、進んでいこうと思います♪
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野辺山コースが出てた。林道トレイルの思い出。 [野辺山ウルトラマラソン]

昨日、仕事を終えてネットの世界を旅していると・・・・

野辺山のコースが出ているではないか!!

林道トレイルと言われる所が崩落した影響でコースが変更になるのはエントリーの時点でアナウンスされていましたが。

で、新コースを見ても、、、、

よくわからん。

が、感想。

あの拳大の石がゴロゴロしていて、毎年転倒者を近くで見たり、足首ゆるいのでグネりそうになりながら、恐怖(いつも転倒と捻挫にビビりながら走ってた)と疲労(前半なのにすごい体力持ってかれる)と、爽快な景色(文句なしの絶景)を見つつ走っていたあの林道トレイル。

初めて野辺山出た時にコース最高点についた時のタイムを見た時の絶望感は今でも覚えています。

・・・俺、想定が甘かった・・・・。。
厳しいよウルトラマラソン。すげー疲れるよこの石ゴロゴロコース。

そんな思い出がある林道トレイル。

そんな野辺山のハードな前半戦が大きく様変わりするらしい。

まぁでも、100km走ればヨレヨレになるし、きついもんはきついでしょう・・・・(;^_^A

今日はそんな野辺山を想定しての、湘南平のアップダウンを混ぜた30km走(キロ6)。

昨日もなんだかんだで20km走ったので、二日合わせて50kmといいセット練になりました。

最近ペースを意識して走るようになって、GPSウオッチの去年のデータと月間走行距離と月間の平均ペースを比較してみたのですが、驚きました。

月間走行距離は去年が多いのですが、月間平均ペースは1分くらい今年のが早いです。

去年は1月、2月と平均ペースは7:00/kmとかなんですが、今年は平均6:00/km位です。

ちなみに月間走行距離は1月(2018年420km、2019年282km)、2月(2018年340km、2019年280km位(見込み))という感じ。

走る量は意識的に減らすことを目的に減らしたというよりかは、5走2休という枠をまず作って(毎年走りすぎて3月に脚が痛くなる、去年は貧血になる等した為、「持続可能ながんばり」を模索した所その枠に落ち着いた)、その中でスピードを磨くポイント走(15kmビルドアップ)と遠くへ行ける脚を作るロング走(峠走、25~60km走)、他3日はそのポイント走にセット練として距離的な負荷をかけるジョグ、疲労を抜く目的のジョグ、つなぎのジョグ等、ジョグの距離は7km~15km。いずれも基本は通勤ラン(3kg位の荷物担いで)。

富士五湖、野辺山完走出来る体作りに必要と思うことをやっていって、月間走行距離はその結果。という感じでやって現状の距離になっています。

去年まではジョグのペースが遅すぎて、フォームが崩れている感じがしたので今年はキロ7でのジョグはせず、ジョグも6:30~5:50/kmの範疇で走るようにしています。

この辺の差が大会でどう出るのか。

自分的にはなんだかいい感じなんですが、どうなるか楽しみです。


===========================
相棒のクラウドフローのソールがだいぶすり減ってきました。

丹沢ハーフ、湘南国際、館山若潮と走ってきた相棒です。

クラウドラッシュも、クラウドフライヤーも500km越え選手。

去年はメリー号が好きすぎるウソップ的ノリでボロボロの赤クラウドを12時間ぐるぐるに履いて行って走行中に異音しまくりになって、なんだこれって確認したらソールが潰れていたっていう事件もあったので大会に連れて行く相棒はあまり年季ものにはしないようにしようと思います。

アレは壊れますよ。だって、館山フル、富士五湖100km、野辺山100km、オクム78km、8耐49km、大会だけでこれだけ履いて、その間のランでも履きまくりでしたから(;^_^A

大会で使うのが厳しくなったシューズはその後も普段のジョグや、普段履きで限界まで履きます(;^_^A

ちなみに去年まで履いていた青クラウドは現在の職場の外回りシューズです。

もうランで1000km以上履いて、その後仕事で毎日履いているのでかなりの年季モノですが色が明るいので仕事中もテンション上がって良い感じです♪


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2018年野辺山ウルトラマラソンまでの取り組み まとめ [野辺山ウルトラマラソン]

ちょっとだけ野辺山までの日々と当日の物品を冷静に振り返り。

リベンジだと燃え上がり過ごした一年間。
少しだけ振り返ってみる。

■装備・携行品等
【上半身】
・帽子:パタパタ付きの帽子
    暑さを感じた中盤戦はジプシーカバーをビショビショに濡らして帽子の中に被った。
・腕:アームカバー
   林道で取り、後半は馬越の下りから装着。
   これは本当に便利
・上着:ポケッタブルパーカ
   ユニクロ最高。10kmあたりで脱いでその後はザックへ。
・アンダーアーマーのインナー+野辺山参加賞Tシャツ
・手袋:稲子湯あたりまでは装着。この日の前半戦は寒さを感じ、手もかじかんだ。。。

【下半身】
・CW-Xのハーフタイツ、ノースフェイスのハーパン+C3fitのゲイター
・タビオのソックス+Onクラウド

クラウドは旧型クラウドを使用。石が林道ではすげーはさまった。。
石挟まり以外は問題なし。

【その他】
・チリーパッド
 去年の野辺山敗退後、「暑さ対策の最終兵器」として購入。
 今回はあまり暑くならないとのことで未使用。
・直前に買ったフラスク
 水の携行にすごく重宝しました。掛水として、口すすぎ用の水として、、、。
 買ってよかった。。
・絆創膏を始めとする自家製ファーストエイドキット:使用せず

【ザック】
・ドイターのいつものやつ
 いい加減年季が入ってきた。そろそろ新しいものを検討か??

【補給食】
・メダリストの粉とアミノバリューの粉:交互に10km置きに補給
・メダリストのジェル、粉飴ジェル、「速攻元気」のジェル
 大会道中で計7個。エイドのものを食べて、そこからさらにジェルも摂りました。
 補給は前半戦の10kmあたりから積極的に取ったほうが良い感じ。
 今まで42kmあたりまでがやたら辛く感じるのはやはり補給不足だったかもしれない。
・自家製のナッツバーとソイジョイ
 計4本食べました。
・ハッピーターン、おせんべい。
 計4個食べました。食べるものが甘いものばかりになりがちなので気分転換に。
・マツキヨのレモン味(クエン酸入りらしい)の飴
 これ、すごい美味しいです。酸っぱくて最高でした。。
・芍薬甘草湯:脚攣りの時に服用。この日3個使用。
・OS-1ジェル:42km当たりで飲み切りました
・塩熱サプリ:20km置きに食べました

・他はエイドの飲み物や、果物を中心に頂きました。
小麦アレルギーがあるので、エイドのものは食べれないものも多々あるので今後も自分である程度携行するほうが良さそう。今回もかなり食べつつ行きましたが、93km過ぎでお腹がグーグー鳴って、焦りました。慌ててジェル等とりました。。ハンガーノックを予防する意味でも今後はジェルなどは多めに携行していこうと思います。

【ドロップバック】
・使用せず。。
今回小麦NGの関係もあり、多めに食べ物を携行するので使用しようか悩みましたが時間ロスが気になり使用せず。
普段の通勤ランでもっと重いものを背負って走っているので何とかなるかな・・・・と。

■トレーニング
・距離は現状の僕としては故障ギリギリの量を踏めた(平均350km/月)。

今回懸案事項としては、「謎の心肺劣化」。

ギリギリとはなると思いましたが野辺山3日前にサブフォーペースで10km走り。
通勤ランで坂道を入れて心肺に刺激入れ。
上記の二つでかなり動きが改善された感じあり、、、感覚的な話になりますが、同じペース(6:30/km)ばかりで走っていると動き、心肺の性能的にもあまり良くない感じ。
あくまでペースにもバラエティをもたせたほうが良さそう。
これは今後も比率に注意していく。
ランの強度という言葉の理解が「距離」に偏りすぎていた。
「スピード」という要素もあるはず。こっちが欠けている感じだった。
距離を抑えて、スピードで負荷をかけて鍛える感じ。

今思う理想は、
日:ロング(ウルトラかフルかによるが、それに合わせた距離の負荷をかける感じ)
月:休み
火:通勤ラン(坂)
水:通勤ラン(フラット10km)
木:速いペースで15kmとか、激しく5kmで追い込んでもいいかも。
金:休み
土:通勤ラン(フラット10km)

■メンタル
・リベンジ、リベンジとがんばった結果、やったことに対する効果=走力向上を期待するあまり、期待するより伸びない現状にいら立ってしまうことが大会中や普段も少しあり、元々の本筋(楽しんでやる)から外れそうになることがあった。
あくまで僕にとってのランニングは、体と心の健康維持向上の為に楽しんでやるもの。その中で大会はお祭りの位置づけ。お祭りの準備は念入りにしたほうが本番が楽しいけど、あくまでその過程も楽しんで。

・ウルトラは走力が当然走るスポーツだから、走力が大事だけれど、距離が長くなればなるほどメンタルが重要に感じる。僕の場合は「何かなんでも完走する!」というような「固い意志」を作る、というより自分を客観視しつつ(極端に言うと上空から自分を見て自分を操縦している感じ)、起こる心的・外的なトラブルを一つ一つ捌いていくイメージのほうがしっくりくる感じ。

■体調
・富士五湖前の体調と比べるとかなり良くなった。
野辺山後から、一日だけウォーキングを5kmしたのと、チャリ通(往復7km)以外は今日までろくに運動せず。もう局所的な筋肉痛もないが、まだ眠気とウルトラ後特有の食欲ブラックホール現象が続いている。
体重は相変わらずアンガールズ・ジョイマン状態が続いているので少し増やしたい。


なんだか完全にメモ記事ですがこの一年間は熱く熱く過ごして、僕らしく空回りもしつつも、なんとかゴールへ辿り着けました。

これで2017年野辺山敗退からのリベンジマッチ、おしまい!!

次の旅は、、、、もう来週(;^_^A

奥武蔵ウルトラマラソン!!


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昨夜は湘南国際マラソンのエントリーでした。

無事エントリーも出来ました。地元の大会で知り合いも多く出るので今回も出場出来てうれしいです。

どうでもいい話ですが、うちの変態ランナーの卵ことうちの奥さん。

ついに100km越えの大会について本格的に言及し始めました(笑)

「俺は土曜日仕事確実に休めないかもしれないから(100kmオーバーの大会は前日受付とか、土日またぐ大会も多いです。)、結果的にエントリー代無駄にするかもしれないから応援に回るよ!途中で私設エイドしたり、逆走応援するわ」と返事しておきましたが、、、、チャレ富士の118kmは当日受付で行けますからね・・・(遠い目)。

チャレ富士はそのうち行くでしょうね・・・・(さらに遠い目)。本栖湖も行くのか。
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2018年野辺山ウルトラマラソン 最終話「1年と13時間55分位のゴール!」 [野辺山ウルトラマラソン]

滝見の湯エイドは、72kmの部のゴール地点で賑やかです。

初めて野辺山に来た時は、心の底から「ここがゴールであってくれ」と思いました(;^_^A
最近、そういうメンタルの揺れ動きは本当に以前と比べると少なくなりました。
今でもかなりメンタルは弱いですが、少しは成長したのかな・・・・。

このエイドではうどんが食べれるのですが、僕は小麦製品は無理なので湘南ゴールドエナジーと果物とザックに入れたハッピーターンとメダリストのジェルをお腹に入れて、すぐにリスタートします。

馬越峠はどうせ走らない(否、走れない)。だから、この登坂の時間は多めに取る・・・・だからあんまりのんびりできない・・・!

エイドを後にして、少し進んでいくと一気に静かになります。。

去年はこのあたりから、前進か、撤退かを考え始めていました。

それはとても長い長い時間でした。

去年リタイアを決めた地点を過ぎて、奥さんといつもの私設エイドの犬連れたおじさんいなかったね~とか、言いながら進んでいくとついに去年リタイアを宣言したエイドに到着!

橋の所で手を振ってくれるおばあさんも今年はいなかったな・・・。

話もそんなにしたこともないし、一年に一度そこで見かけて「いえーい!」とか、「ありがとう!」しか言わないのですが、毎年見ていた人がいないってなんだか少しさみしかったです。

僕は、割とリタイアを決めた地点は淡々と進んでいきましたが、奥さんは何故か感極まり気味でした(;^_^A
いや・・・君、あれは僕のせいでリタイアしたのに・・・。。

あ、今書いてて思いましたが、あれは旦那の成長ぶりに感極まったのか・・・・?まぁいいや!

馬越峠にきたら、思い出そうとしていたフレーズがありました。

それは、岩本さんのウルトラ本で「馬越峠の坂は皇居と変わりません。走れないのなら、補給不足かもしれません」みたいなことが書かれていました。

目の前の坂を馬越峠だという先入観を外して見てみます。

ここは皇居の坂。皇居の坂・・・・。

「馬越峠の坂は皇居と変わりません。」

・・・・走れない。走りたくない。ぜってー皇居とは違う気がする。
でも我が家で勝手にコーチと呼んでいる岩本さんが言うんだ。もう一つの可能性を探ろう。

「補給不足かもしれません」

・・・・ジェルとソイジョイを食べてもう一度坂を見てみます。

・・・・。

・・・・・・。

・・・・岩本さんすみません無理です!自分は最早早歩きでハムが攣りそうであります!!

ちなみに、いつかの丹沢ハーフで岩本さんにサインを頂いた奥さんは、果敢にも馬越峠に突撃!

ちょこちょこ走りつつ、歩いてましたが、現状では「全走りは無理!!」とのことでした(;^_^A

そんなことをしつつ、時々木々の間から見える景色とか、麓のきれいさに「おお・・・」とか言いつつ、ようやく頂上へ!!

「よっしゃきたー!!てっぺん!!」

この辺にくると随分肌寒くなってきたので、アームカバーを装着!!
ここでも長い下りに備えて、エイドのものを頂きます。

そして、一気に下っていきます!!

「ここから87km地点の最終関門は走れる!むしろ走らにゃ」

走りながら見える麓の景色は本当に大好きな景色です。

何度も、何度も、くねくねくねくね下っていき、、、、

千曲川の辺りでフラットになるとお決まりの体に「ズン」とダメージが来て、、、、

傾きつつある太陽を見ながらひたすら進んでいきます。
傾きつつある陽に照らされた千曲川が本当にきれいです。

少し大げさな表現ですが、ウルトラでしんどい時(死にそうな時)に見た景色程、心に残るんですよね。

だから、何度もチャレンジしたくなるのかなぁ。それを見たくて。

粘って粘って・・・・

来た!

87km地点最終関門!

なんとか、17:15分までに到着出来た!!!

ここでも補給をタタッと済ませて、出発します!

もうそこら中痛いし、ハムは攣りそうだし、少し気持ち悪い。

そんなのは60km過ぎくらいからずっとそう。

この痛いのどうのは、後、13kmで終わる。

ひたすら景色を楽しみつつ、心を無にして進んでいきます。。
あと少しで、ゴールと思うとどんどん心が静まりかえっていくのを感じます。

長かった一年が頭の中で駆け巡ります。

一年間、野辺山、野辺山と言ってきて、それなりに準備をしたつもりでもタイムは毎度の感じ。

でも、あのゴールに着くために、この一年やってきた!

歩こうが、走ろうが、とにかく自分の脚であの場所に帰るんだ。

「今の自分のベストを」

今回、野辺山のリベンジに向けて走ってきたことで大きな収穫がありました。

それは、「今の自分を過去の自分や、他人と比べてもどうしようもない」ということです。

そんなことは、頭ではわかっているのですが、今回本当にここ何か月かは、

「これだけやっても、過去の自分より遅いのか」

と、いう思いに苦しめられましたが、そんなこと思っても仕方ないのです。

悔いのない日々を過ごしたら、あとはその時のベストを尽くすだけなんです。

僕はアホだから、やっとそれが頭ではなく、心で理解出来たような感じがしました。

これが今回の野辺山の最大の参加賞かもしれません。

最後の田園地帯を這いずるように進んでいき、ラスト3kmはゴール会場のアナウンスを聞きながら毎度のぐるっと遠回りして・・・・

もう体はスカスカでした。
あちこちがギシギシなっていて、脚は今すぐにでも攣りそうな感じです。
でも、粘れば、あきらめなければ、その一歩の繰り返しが自分をゴールへ連れていく。

今日の自分との約束事は「あきらめないこと」です。

それだけです。速く走るとか、そういうのじゃない。

今回のリベンジに向けて速く、長く走れるようにと取り組んできましたが、今回それは得られなかったかもしれませんが「あきらめの悪さ」を今回は身に着けられたような気がしました。

僕にウルトラの楽しさを教えてくれた野辺山、厳しさを教えてくれた野辺山、きっとこの先も色々教えてもらうのでしょう。


「あと3km」

・・・・この一年、本当に長かった。

「あと2km」

・・・・あんなに準備したはずなのに、今日も目いっぱい時間を使って、苦しんだし、楽しんだ。

「あと1km」

・・・・長かった。一年と13時間50分を超える僕のリベンジが、ようやく終わる。

この日も色々な所で、いろんな方から「がんばれ!!」の声を頂いた。

今、最後の直線に入って、僕の目の前には「おかえり」の嵐とハイタッチの嵐だ。

もう本当に感謝しかない。
途中お話ししたランナーさんも、走る車の中から声援くれた方も、コスプレして応援してくれた方も、大きな声で檄を飛ばしてくれた方も、車の中からロッキーを爆音で流してくれていた方も、今目の前で迎えて下さる方々も、そして、このウルトラを共に走り、去年DNFの巻き添えを食らわしてしまった奥さんにも、、、、、本当にありがとうございました。

全力の「ありがとう!!」を出しつつゴールへ向かう。

「よっしゃー!!ありがとうございましたっ!!!」

長い長い1年と13時間55分の野辺山ウルトラマラソン、ようやくゴール!!!

色々な感情が去来しすぎて、ゴール後は呆然としていましたが本当にうれしいゴールでした。

野辺山ウルトラに関わった全ての皆様、本当にありがとうございました!

2018年野辺山ウルトラマラソン 最終話「1年と13時間55分位のゴール!」 完
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