第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第一話 越えるべき相手 [チャレンジ富士五湖]
スタート前。
毎度のようにトイレへ通いつめ、膀胱を空にするする。。
トイレに並びながら、前日の夜に、昨年の野辺山でDNFした後の殴り書き反省メモを読んだことを思い出しておりました。
なんでこんなに後悔しているのか。
それが、やっとわかりました。
それは、やりきってのDNFでなかったから。
本当に脚が痛ければ、リタイアバスから降りれないはず。
本当に熱中症でやばかったならば、次の日も体調がもっと悪いはず。
せめて、制限時間までコース上で戦うべきだったのでは?
つまり、僕は限界のラインをもっともらしい理由を並べて早く引きすぎだったのでは?
だからこんなに悔しいのだと。
この気持ちこそが、この日、これから起こることに立ち向かう力となることをこの時の僕は知らない・・・・。
スタート前、整列すると去年と比べて随分暖かい。
いつもの「完走するぞ~!!」で叫んでスタート!
去年は前半突っ込みすぎて、後半えらいことになったので抑えめに入ります。
大きな下り坂を下って、スタスタ進んで山中湖の第一関門につく間際に、、、
ビキッ。
ふくらはぎが「マジで脚攣る5秒前」サインを出してきました。。
ハイ来た。反抗的なふくらはぎ。
この時に、心の中でこの一か月渦巻いていたくらーい感情が噴出してきます。
なんでだ。
なんで。
今回、1月~3月まで過去最高の走り込みをしました。
3月に入ってから、走っていない時にいきなりふくらはぎが攣って、その後歩くのも難儀することが何度もあり、走る計画を修正することが続いておりました。
ブログには書いてないですが、大会の2日前にも激しく攣り、アイシングしまくって当日を迎えていました。
僕と同じメニューの特訓をしている奥さんはこんなことは起こっていないし、貧血みたいな症状も出ていない。
・・・なんでだ。
・・・資質の違い?
こんな「なんで?」や「資質」とか、他人との違いなんて考えてもどうしようもないことなので今まで心の中に封印していましたが、この第一関門でピキッときたことで抑えていたいたそういう感情が噴出してきます。最高にドロドロした、ひがみと劣等感の感情です。
それでもなんとか景色を楽しみつつ山中湖を周回し、北麓公園へ戻る所の坂で、徐々に上がってきた気温と坂を走ったらふくらはぎがマジで攣ると思い、「すまん。歩いていい?」と歩きを入れました。
完全に被害妄想なのですがその時の奥さんの顔が「はぁ?」って顔に見えて、ついつい、「ごめんね~。俺のペースに合わせなければ12時間とかで完走できるはずなのに。お前は俺と同じことしてて走力が伸びてるのに俺は逆に体調悪くなって脚も攣ってるんじゃ世話ねーわな!」などと言ってしまいました。
・・・出ました。サイテー男。
本当にそんな僕に付き合ってくれていて本当感謝です。言いませんが。いや、ゴールした時に言ったかな(遠い目)。
そんなで、本当にみっともなく、せっかく富士五湖まで来ているんだから楽しめよ!
という突っ込みを百回は入れたくなるような状況。
そこに加えて、どんどん暑くなってきます。
河口湖大橋の所の温度計は「28℃」を表示。
頭もボーっとしてきます。熱が体にこもり始めます。
それに加えて反抗的なふくらはぎ。
あぁ・・・・ダメかも。
どんどん関門に対しての余裕がなくなってきている。
いやもうそもそもダメなんだよ。二日前に脚攣るとかないし。
平地の通勤ランで一か月前は息上がってたし。
そんなで河口湖大橋を渡っている時に、気づきます。
・・・・これは・・・・野辺山と一緒だ。
今も楽しいけど、戦えていない。
結局自分と戦えていない。
他人と比べて落ち込んで、自分の劣る所をあげつらって、自分の可能性を見限っている。
・・・・それをしにきたんじゃないだろう?
そうだ。この感情こそが僕の戦うべき相手だ。
ゴールするんだ。自分の今出来ることに、今ここに集中するんだ。
「俺は、何があっても制限時間アウトまで戦う。もし関門時間がやばい時は置いて行ってくれ。」
「でも、絶対にゴールするシナリオはある。ゴールする。やれることをする!」
奥さんに何故か宣言しました。
僕のチャレンジ富士五湖を真に楽しみ倒し、苦しみ倒すスタートは河口湖大橋を渡る所から始まりました・・・・・!!
第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第二話 反撃開始!!に、続く。
毎度のようにトイレへ通いつめ、膀胱を空にするする。。
トイレに並びながら、前日の夜に、昨年の野辺山でDNFした後の殴り書き反省メモを読んだことを思い出しておりました。
なんでこんなに後悔しているのか。
それが、やっとわかりました。
それは、やりきってのDNFでなかったから。
本当に脚が痛ければ、リタイアバスから降りれないはず。
本当に熱中症でやばかったならば、次の日も体調がもっと悪いはず。
せめて、制限時間までコース上で戦うべきだったのでは?
つまり、僕は限界のラインをもっともらしい理由を並べて早く引きすぎだったのでは?
だからこんなに悔しいのだと。
この気持ちこそが、この日、これから起こることに立ち向かう力となることをこの時の僕は知らない・・・・。
スタート前、整列すると去年と比べて随分暖かい。
いつもの「完走するぞ~!!」で叫んでスタート!
去年は前半突っ込みすぎて、後半えらいことになったので抑えめに入ります。
大きな下り坂を下って、スタスタ進んで山中湖の第一関門につく間際に、、、
ビキッ。
ふくらはぎが「マジで脚攣る5秒前」サインを出してきました。。
ハイ来た。反抗的なふくらはぎ。
この時に、心の中でこの一か月渦巻いていたくらーい感情が噴出してきます。
なんでだ。
なんで。
今回、1月~3月まで過去最高の走り込みをしました。
3月に入ってから、走っていない時にいきなりふくらはぎが攣って、その後歩くのも難儀することが何度もあり、走る計画を修正することが続いておりました。
ブログには書いてないですが、大会の2日前にも激しく攣り、アイシングしまくって当日を迎えていました。
僕と同じメニューの特訓をしている奥さんはこんなことは起こっていないし、貧血みたいな症状も出ていない。
・・・なんでだ。
・・・資質の違い?
こんな「なんで?」や「資質」とか、他人との違いなんて考えてもどうしようもないことなので今まで心の中に封印していましたが、この第一関門でピキッときたことで抑えていたいたそういう感情が噴出してきます。最高にドロドロした、ひがみと劣等感の感情です。
それでもなんとか景色を楽しみつつ山中湖を周回し、北麓公園へ戻る所の坂で、徐々に上がってきた気温と坂を走ったらふくらはぎがマジで攣ると思い、「すまん。歩いていい?」と歩きを入れました。
完全に被害妄想なのですがその時の奥さんの顔が「はぁ?」って顔に見えて、ついつい、「ごめんね~。俺のペースに合わせなければ12時間とかで完走できるはずなのに。お前は俺と同じことしてて走力が伸びてるのに俺は逆に体調悪くなって脚も攣ってるんじゃ世話ねーわな!」などと言ってしまいました。
・・・出ました。サイテー男。
本当にそんな僕に付き合ってくれていて本当感謝です。言いませんが。いや、ゴールした時に言ったかな(遠い目)。
そんなで、本当にみっともなく、せっかく富士五湖まで来ているんだから楽しめよ!
という突っ込みを百回は入れたくなるような状況。
そこに加えて、どんどん暑くなってきます。
河口湖大橋の所の温度計は「28℃」を表示。
頭もボーっとしてきます。熱が体にこもり始めます。
それに加えて反抗的なふくらはぎ。
あぁ・・・・ダメかも。
どんどん関門に対しての余裕がなくなってきている。
いやもうそもそもダメなんだよ。二日前に脚攣るとかないし。
平地の通勤ランで一か月前は息上がってたし。
そんなで河口湖大橋を渡っている時に、気づきます。
・・・・これは・・・・野辺山と一緒だ。
今も楽しいけど、戦えていない。
結局自分と戦えていない。
他人と比べて落ち込んで、自分の劣る所をあげつらって、自分の可能性を見限っている。
・・・・それをしにきたんじゃないだろう?
そうだ。この感情こそが僕の戦うべき相手だ。
ゴールするんだ。自分の今出来ることに、今ここに集中するんだ。
「俺は、何があっても制限時間アウトまで戦う。もし関門時間がやばい時は置いて行ってくれ。」
「でも、絶対にゴールするシナリオはある。ゴールする。やれることをする!」
奥さんに何故か宣言しました。
僕のチャレンジ富士五湖を真に楽しみ倒し、苦しみ倒すスタートは河口湖大橋を渡る所から始まりました・・・・・!!
第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第二話 反撃開始!!に、続く。