第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 第3話「どんな状況だろうと楽しもう」 [野辺山ウルトラマラソン]
そばに後ろ髪を引かれつつ、50kmエイドを出発(ちなみにハゲているので後ろ髪はない件)。
坂を登っていき、老人ホームの窓際のおじいさんに手を振りつつ正念場の折り返しゾーンへ進んでいきます。。。
登りで歩いていると尋常ではない位、汗をかき、体に熱がこもっているのを感じます。。
この辺りで、一回「つらい、辞めたい」と思った記憶があります。
でも、動き続けていれば復活することを信じて前へ進んでいきます。
ここは正念場。
暑いのはコントロール出来ない。自分でコントロールできる、体を冷やすとか進んでいくことに集中だ・・・・と折り返しゾーンへ入っていき・・・
・・・暑い!!ジリジリ照り付けてきます。
エイドで思わずがぶ飲みしてしまいます。
途中自販機で買ったアクエリは、一口でほとんど飲んでしまいました(←最大のミス)
どこか忘れましたが、奥さんが買った麦茶もかなりの勢いで飲んでしまいました。。
お腹はタポタポです。
暑さとのどの渇きへの恐怖が冷静さをどんどん失わせていきます。
この時、このがぶ飲みがミスであることすら気づきませんでした。
もう気分は砂漠のジプシー。
昔本で読んだ、「砂漠で見つかった遺体の口の中には砂や石が入っているんだ、それはのどの渇きに耐えられずそれらを最後口に入れて、そうなったんだよ・・・」という不気味な記述を思い出します。
いくら飲んでも、いくら水かぶっても引かない体の熱と口の渇き。
「俺は復活する!復活するんだ!!!」
心の中で何度も叫び、実際に何度かどこかで叫びましたが(;^_^A、それと裏腹にどんどんお腹が気持ち悪くなっていきます。
当たり前ですよね。こんだけがぶ飲みしていれば。。
この辺、走れていたのですが朦朧としていてあまり記憶はありませんが、このあたりのエイドのトイレで思い切り、、、シン・コバスケの熱線(リバース)が炸裂しました(´;ω;`)
あらら、学生時代の飲み会並みの量ですなぁ・・・と一瞬思いましたが、今は飲み会ではなく、マラソン大会な件。
でも、吐いたおかげで、飲みすぎに気づき、折り返し地点に到着した後から口を漱ぐほうに切り替えました。
そしてエイドでいくら水をかぶってもすぐに暑くなるのをなんとかしたい・・・
!
ペットボトルに水入れて、それをアンダーアーマーの首の後ろに差して、首を冷やしつつ喉が渇いたらその水で口を漱げばいいんじゃね?
これ、今文字で書くと馬鹿みたいですがむちゃくちゃよかったです。
肩甲骨の間にペットボトルを挟む感じなので肩甲骨がしまってフォームが安定。
体も冷やされて、、、
これのおかげですごく滝見の湯まで粘れたんですよね。。。
・・・・自画自賛、このへんにしときます(笑)
このあたりで二回、ハムが痙攣します。。。
ストライドを狭めて進んでいきます。。
一度、ぴきーんと派手に攣ってしまい、バス停の椅子に座りました。。
もう完全に奥さんのお荷物と化していきます。
トラブりつつも、どうにかのたうち回りつつ、進んでいきます。。
この辺では脳内でサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」がエンドレスでした(笑)
滝見の湯まで向かう道中でランナーさんから「間に合いますかね?」と聞かれ、「間に合いますよ~!!せっかく高い金払って遠くまで来て、楽しんでかなきゃ損ですよ~!!」とか即答しました。
この方、滝見の湯までご一緒し、エイドでもすぐに出発されていました。
足取りも僕らと違ってしっかりしていましたし、ゴール出来ていたらいいなぁ・・・
まだヘラヘラできる余裕がある。俺は行ける!!
この方に答えた、上記のフレーズ。
この方に、というより、自分に言っている感じでした。
そして、言ったらすごい元気出たんですよね。
そんなこんなで滝見の湯に到着!!!
「ナイスラン!!!」という応援の方の声掛けがありがたいです。。
まだ笑える。まだ「ありがとう」と言える。俺は戦える!
ふと、時計を見るとビハインドが15分増えました。
ついに完走へのデッドゾーンへ入りました。
この時、最高にかっこ悪いですが、「ああ、95kmあたりでタイムオーバーかも」と思いました(←自分で自分を見捨てたらダメですよね)。
関門の時間は大丈夫!!日が落ちて気温さえ落ちれば、まだ奇跡は起こせる!!!
そんなことを思いつつそばを食べて・・・
立ち上がろうとしたら、ピキッとまた足が(笑)
更にかっこ悪いですが、「もうダメかも。今日何回足攣ったんだろ。肉離れしたら嫌だな。辞めたほうがいいかな・・・」と思います。
しかし、あきらめるのはいつでも出来る!!!
「いくぞっ!!」
と、滝見の湯エイドで出発するのでありました・・・・・!
第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 最終話「熱く熱く立ち上がれ」に続く・・・
坂を登っていき、老人ホームの窓際のおじいさんに手を振りつつ正念場の折り返しゾーンへ進んでいきます。。。
登りで歩いていると尋常ではない位、汗をかき、体に熱がこもっているのを感じます。。
この辺りで、一回「つらい、辞めたい」と思った記憶があります。
でも、動き続けていれば復活することを信じて前へ進んでいきます。
ここは正念場。
暑いのはコントロール出来ない。自分でコントロールできる、体を冷やすとか進んでいくことに集中だ・・・・と折り返しゾーンへ入っていき・・・
・・・暑い!!ジリジリ照り付けてきます。
エイドで思わずがぶ飲みしてしまいます。
途中自販機で買ったアクエリは、一口でほとんど飲んでしまいました(←最大のミス)
どこか忘れましたが、奥さんが買った麦茶もかなりの勢いで飲んでしまいました。。
お腹はタポタポです。
暑さとのどの渇きへの恐怖が冷静さをどんどん失わせていきます。
この時、このがぶ飲みがミスであることすら気づきませんでした。
もう気分は砂漠のジプシー。
昔本で読んだ、「砂漠で見つかった遺体の口の中には砂や石が入っているんだ、それはのどの渇きに耐えられずそれらを最後口に入れて、そうなったんだよ・・・」という不気味な記述を思い出します。
いくら飲んでも、いくら水かぶっても引かない体の熱と口の渇き。
「俺は復活する!復活するんだ!!!」
心の中で何度も叫び、実際に何度かどこかで叫びましたが(;^_^A、それと裏腹にどんどんお腹が気持ち悪くなっていきます。
当たり前ですよね。こんだけがぶ飲みしていれば。。
この辺、走れていたのですが朦朧としていてあまり記憶はありませんが、このあたりのエイドのトイレで思い切り、、、シン・コバスケの熱線(リバース)が炸裂しました(´;ω;`)
あらら、学生時代の飲み会並みの量ですなぁ・・・と一瞬思いましたが、今は飲み会ではなく、マラソン大会な件。
でも、吐いたおかげで、飲みすぎに気づき、折り返し地点に到着した後から口を漱ぐほうに切り替えました。
そしてエイドでいくら水をかぶってもすぐに暑くなるのをなんとかしたい・・・
!
ペットボトルに水入れて、それをアンダーアーマーの首の後ろに差して、首を冷やしつつ喉が渇いたらその水で口を漱げばいいんじゃね?
これ、今文字で書くと馬鹿みたいですがむちゃくちゃよかったです。
肩甲骨の間にペットボトルを挟む感じなので肩甲骨がしまってフォームが安定。
体も冷やされて、、、
これのおかげですごく滝見の湯まで粘れたんですよね。。。
・・・・自画自賛、このへんにしときます(笑)
このあたりで二回、ハムが痙攣します。。。
ストライドを狭めて進んでいきます。。
一度、ぴきーんと派手に攣ってしまい、バス停の椅子に座りました。。
もう完全に奥さんのお荷物と化していきます。
トラブりつつも、どうにかのたうち回りつつ、進んでいきます。。
この辺では脳内でサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」がエンドレスでした(笑)
滝見の湯まで向かう道中でランナーさんから「間に合いますかね?」と聞かれ、「間に合いますよ~!!せっかく高い金払って遠くまで来て、楽しんでかなきゃ損ですよ~!!」とか即答しました。
この方、滝見の湯までご一緒し、エイドでもすぐに出発されていました。
足取りも僕らと違ってしっかりしていましたし、ゴール出来ていたらいいなぁ・・・
まだヘラヘラできる余裕がある。俺は行ける!!
この方に答えた、上記のフレーズ。
この方に、というより、自分に言っている感じでした。
そして、言ったらすごい元気出たんですよね。
そんなこんなで滝見の湯に到着!!!
「ナイスラン!!!」という応援の方の声掛けがありがたいです。。
まだ笑える。まだ「ありがとう」と言える。俺は戦える!
ふと、時計を見るとビハインドが15分増えました。
ついに完走へのデッドゾーンへ入りました。
この時、最高にかっこ悪いですが、「ああ、95kmあたりでタイムオーバーかも」と思いました(←自分で自分を見捨てたらダメですよね)。
関門の時間は大丈夫!!日が落ちて気温さえ落ちれば、まだ奇跡は起こせる!!!
そんなことを思いつつそばを食べて・・・
立ち上がろうとしたら、ピキッとまた足が(笑)
更にかっこ悪いですが、「もうダメかも。今日何回足攣ったんだろ。肉離れしたら嫌だな。辞めたほうがいいかな・・・」と思います。
しかし、あきらめるのはいつでも出来る!!!
「いくぞっ!!」
と、滝見の湯エイドで出発するのでありました・・・・・!
第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 最終話「熱く熱く立ち上がれ」に続く・・・
2017-05-25 19:34
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コメント(2)
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首筋を冷やすのは重要ですよね。
私は手ぬぐいを濡らして首筋に入れていたら…落としてしまいました。Σ( ̄ロ ̄lll) 手ぬぐい紛失は2年連続…
by Mr45 (2017-05-27 01:04)
>Mr45さん
本当重要ですよね。首筋が冷えているだけで、かなり「運動やめろ」指令が収まりますからね・・・(;^_^A
手ぬぐいもいいですね~気持ちよさそうです。
ああいう小物なくすと、ショックですよね。
うちは奥さんがサングラスに手袋と前科があります(笑)
by こばすけ (2017-05-27 11:10)