第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 第2話「行け!50kmのそばエイド」 [野辺山ウルトラマラソン]
いつもの牧場の牛を横目に、進んでいくとついに林道トレイルへ・・・・
どうでもいい豆情報ですが、我が家の牛乳はヤツレンのものを飲んでおり、冷蔵庫を開ける度に野辺山を思い出せる仕様となっております★
この林道トレイル。
今年は近くを走るランナーさんの転倒が多かったです。。
下りの時は、前を走るランナーさんとの車間距離取ったほうが安全・・・とスピードを上げて攻めていく。。
いつもここを走る時は、「BORN TO RUN」でカバーヨが「オソ」ことマクドゥーガルにトレイルを走る時のレッスンをしている時のことを思い出します。
「・・・2歩で行けると思ったら、3歩で行け」
転がる石(カバーヨ曰く、そういう石は「チンピラ」だそうです。)踏んだら、大変です。。。
楽に、軽く、スムーズにってか・・・・
きれいな景色を横目に登り、下りになればかっとばし、進んでいきます。。
コース最高地点はだいたい去年と同じくらいのタイムで到達します。。
林道の23km地点の関門では、やたらと汗をかいていることが気になりましたがそそくさと食べて出発~♪
このあたりから、稲子湯までの間でプロテインバーを食べていましたが、食べれたものの少し気持ち悪い感じがしました。
なんかムカムカする感じ。。
とはいえ、気にするレベルではありません。
進んでいきます。。
今回、野辺山敗退の理由の一つは、去年と比較して「ケンカを売ってはいけない相手のレベル」を下げてしまったことです。
ケンカを売ってはいけない相手、とは、登り坂の事ですが去年より明らかに登り坂で歩きを選択することが増えているように感じました。さすがに馬越峠の登りとか、他の斜度がやばいやつは別ですがそれ以外はもう少し走れないとなぁ・・・・という感じでした。
この辺りから、去年の10kmおきの通過タイムより10分のビハインドを背負います。。
この辺から少しずつ体に異変が起こり始めます。
頭がボーッとしてきます。
走れてはいるのものの、奥さんが何言っているのかわからず、聞き返したり、言ったつもりが言ってなかったり。日常の夫婦あるあるですがそんなやりとりにイライラしながら進んでいきます。
でもアレは、僕がボーッとしていたのでしょうね、、、。
この時は、景色を見たり、木々を眺めて進んでいき、水でもかぶってエイドで何か食べれば復活するでしょみたいな感じで進んでいました。
稲子湯エイドの手前で持っていたOS-1ジェルをちびりと飲むと、「あれ?OS-1てこんなに美味しかったっけ?」「これが美味しいと感じるときがやばい時ですよ」とか看護師さんに言われたことがある気がする・・・・
まぁ、気のせいでしょ!
と、稲子湯エイドに到着!!!
ここのエイドは大好きです。
まずはトイレに行って、この日暑さに参っていたのは僕だけではないようで水被りには行列が(笑)
バッサバッサ被って、おにぎりとバナナ頂いて、少し座って林道トレイル土産のシューズの中の石でも取るか・・・とシューズを脱ぐと・・・
「あぁ!クラウドテックが破れてる~!!!」
去年の12月から毎月一回の60km走と先日の富士五湖の戦い、そして今日のこの野辺山の戦い。
700kmは走っていたこのシューズ。
くそう、だからシューズは500kmで交換とか言われているのか、、、、
まぁでも、サンダルとかVFFと比べれば全然ね。走るのに適しているでしょう!!
とか思い、靴紐を結びなおす。
そんなで奥さんと合流し、稲子湯エイドを出発~!!
エイドを出てすぐはエグイ登りですが、途中から50kmまでは下り基調。
ひとまず八峰の湯を目指して走ります。
そしてここは大好きなコース。
芝生の上を走れるし、景色きれいだし、いい天気だし、、、、、
ちょ、いい天気すぎ!!!!
すげー汗!立ち寄るエイドでは水を被りまくり、飲み物もいつもより飲んでしまう(←これが多分この日の最大のミス)。。。
ちびっとだけ飲んで、飲みたい気分の時は口を漱ぐだけにしてお腹チャポチャポからのリバースを予防するという自らの流儀を暑さと脱水気味なことにテンパり見失っていました(笑)
この辺から「暑いな、、なんか気持ち悪いな、、、何食べてもおいしくないな」と思い始めます。
準備してくださったエイドの皆様に、本当申し訳ないです。
でも、長丁場の一日。そもそも100kmをぜ~んぶトラブルなく、気持ちよく走れるなんて思ってないですし、粘っていれば復活するし、景色見ながら進んでいくんだよ~って思いつつ八峰の湯に到着!!!
応援の方がたくさんいて、「ありがとう~!!」とか言っていたら、なんかゴールしたかのような感覚が(笑)
奥さんにも「なんか俺感動してこんなに腕毛立ってるんだけど」とかふざけたこと言っていました(笑)
この辺りでも去年のペースと比較して10分~15分のビハインド。
水を被り、バナナを食べて、、、、食べていたら、戻しそうになりましたが気合でねじ込みます。
一分だけ座り、景色を見て、、、、
「よし!そばだ!そばを食って、めんつゆも俺は飲む!!」と訳のわからない宣言をして50kmのエイドを目指して行きます!
ここからは下り基調なので飛ばしていきます。
奥さんがふくらはぎに不安があるとのことで、奥さんのペースで下っていきます。。。
この辺、本当気持ち悪かったのですが、、、すごい嬉しかったのが他のランナーさんに「調子良さそうですね」と言われたことです。
その方、そうやって一言二言話したらあっという間に行ってしまいましたが、、、(;^_^A
貴方、、、、強すぎ&さわやかすぎ(笑)
僕、本当に弱いので、つらいと顔や態度に出てしまう傾向がある気がします。
それは昔からどのスポーツをしていてもそうなのですが、特にこのランでは顕著です。
だから、「頭のねじを抜いて、バカになって、つらくても楽しんでいることを演じ切る」ぐらいの気持ちでやろうと思っています。
途中、自動販売機でジュースを買い、田んぼ地帯を進んでいくと奥さんが面白い一言。
「さっきの松原湖とか、田んぼに飛び込んでアイシングしたいよね~」
あはは、やってみたら~?とか言って進んでいく。
まぁ、、、やったら第24回の野辺山ウルトラは開催不可になり、こばすけ夫婦はウェルネスの大会は出入り禁止でしょうな・・・・
そんな軽口を叩きながら、ついに50km地点に到着!!!
相変わらずビハインドは変わらず。
でも、粘れている。ビハインドは増えてはいない。。
ここで言いたかった。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
しかし、奥さんはスラムダンクは読んでいない。
先日の富士五湖でもじょうじじょうじ言って呆れられたばかり。
自粛して、目当てのそばエイドを見ると、、、、
はい。行列。
「これは辞めて、他のものを食べて行こう!!滝見の湯でもそばあるし!」
ああ、、、、くそうくそう。
俺に、サブ3、サブ3.5の脚があれば、、、、、もっと速くこのエイドに着けたのに、、、、この時ほど自分の亀ランナーっぷりをなんとかしたいと思ったことはありません。
そば齧れなかった分、ゴールして絶対メダル齧ってやる、、、、
そんな思いを胸に、50kmエイドを後にします。。
この後は、マジでつらかった日照り区間。
気分は砂漠のジプシー。新しいランニンググッズまで考案。
ついにシン・ゴジラの熱線ばりのシン・コバスケの波動砲(リバース)がさく裂!
でも、粘ったよ。
・・・・な、滝見の湯エイドまでのお話しに続く、、、
第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 第3話「どんな状況だろうと楽しもう」に続く、、、、
どうでもいい豆情報ですが、我が家の牛乳はヤツレンのものを飲んでおり、冷蔵庫を開ける度に野辺山を思い出せる仕様となっております★
この林道トレイル。
今年は近くを走るランナーさんの転倒が多かったです。。
下りの時は、前を走るランナーさんとの車間距離取ったほうが安全・・・とスピードを上げて攻めていく。。
いつもここを走る時は、「BORN TO RUN」でカバーヨが「オソ」ことマクドゥーガルにトレイルを走る時のレッスンをしている時のことを思い出します。
「・・・2歩で行けると思ったら、3歩で行け」
転がる石(カバーヨ曰く、そういう石は「チンピラ」だそうです。)踏んだら、大変です。。。
楽に、軽く、スムーズにってか・・・・
きれいな景色を横目に登り、下りになればかっとばし、進んでいきます。。
コース最高地点はだいたい去年と同じくらいのタイムで到達します。。
林道の23km地点の関門では、やたらと汗をかいていることが気になりましたがそそくさと食べて出発~♪
このあたりから、稲子湯までの間でプロテインバーを食べていましたが、食べれたものの少し気持ち悪い感じがしました。
なんかムカムカする感じ。。
とはいえ、気にするレベルではありません。
進んでいきます。。
今回、野辺山敗退の理由の一つは、去年と比較して「ケンカを売ってはいけない相手のレベル」を下げてしまったことです。
ケンカを売ってはいけない相手、とは、登り坂の事ですが去年より明らかに登り坂で歩きを選択することが増えているように感じました。さすがに馬越峠の登りとか、他の斜度がやばいやつは別ですがそれ以外はもう少し走れないとなぁ・・・・という感じでした。
この辺りから、去年の10kmおきの通過タイムより10分のビハインドを背負います。。
この辺から少しずつ体に異変が起こり始めます。
頭がボーッとしてきます。
走れてはいるのものの、奥さんが何言っているのかわからず、聞き返したり、言ったつもりが言ってなかったり。日常の夫婦あるあるですがそんなやりとりにイライラしながら進んでいきます。
でもアレは、僕がボーッとしていたのでしょうね、、、。
この時は、景色を見たり、木々を眺めて進んでいき、水でもかぶってエイドで何か食べれば復活するでしょみたいな感じで進んでいました。
稲子湯エイドの手前で持っていたOS-1ジェルをちびりと飲むと、「あれ?OS-1てこんなに美味しかったっけ?」「これが美味しいと感じるときがやばい時ですよ」とか看護師さんに言われたことがある気がする・・・・
まぁ、気のせいでしょ!
と、稲子湯エイドに到着!!!
ここのエイドは大好きです。
まずはトイレに行って、この日暑さに参っていたのは僕だけではないようで水被りには行列が(笑)
バッサバッサ被って、おにぎりとバナナ頂いて、少し座って林道トレイル土産のシューズの中の石でも取るか・・・とシューズを脱ぐと・・・
「あぁ!クラウドテックが破れてる~!!!」
去年の12月から毎月一回の60km走と先日の富士五湖の戦い、そして今日のこの野辺山の戦い。
700kmは走っていたこのシューズ。
くそう、だからシューズは500kmで交換とか言われているのか、、、、
まぁでも、サンダルとかVFFと比べれば全然ね。走るのに適しているでしょう!!
とか思い、靴紐を結びなおす。
そんなで奥さんと合流し、稲子湯エイドを出発~!!
エイドを出てすぐはエグイ登りですが、途中から50kmまでは下り基調。
ひとまず八峰の湯を目指して走ります。
そしてここは大好きなコース。
芝生の上を走れるし、景色きれいだし、いい天気だし、、、、、
ちょ、いい天気すぎ!!!!
すげー汗!立ち寄るエイドでは水を被りまくり、飲み物もいつもより飲んでしまう(←これが多分この日の最大のミス)。。。
ちびっとだけ飲んで、飲みたい気分の時は口を漱ぐだけにしてお腹チャポチャポからのリバースを予防するという自らの流儀を暑さと脱水気味なことにテンパり見失っていました(笑)
この辺から「暑いな、、なんか気持ち悪いな、、、何食べてもおいしくないな」と思い始めます。
準備してくださったエイドの皆様に、本当申し訳ないです。
でも、長丁場の一日。そもそも100kmをぜ~んぶトラブルなく、気持ちよく走れるなんて思ってないですし、粘っていれば復活するし、景色見ながら進んでいくんだよ~って思いつつ八峰の湯に到着!!!
応援の方がたくさんいて、「ありがとう~!!」とか言っていたら、なんかゴールしたかのような感覚が(笑)
奥さんにも「なんか俺感動してこんなに腕毛立ってるんだけど」とかふざけたこと言っていました(笑)
この辺りでも去年のペースと比較して10分~15分のビハインド。
水を被り、バナナを食べて、、、、食べていたら、戻しそうになりましたが気合でねじ込みます。
一分だけ座り、景色を見て、、、、
「よし!そばだ!そばを食って、めんつゆも俺は飲む!!」と訳のわからない宣言をして50kmのエイドを目指して行きます!
ここからは下り基調なので飛ばしていきます。
奥さんがふくらはぎに不安があるとのことで、奥さんのペースで下っていきます。。。
この辺、本当気持ち悪かったのですが、、、すごい嬉しかったのが他のランナーさんに「調子良さそうですね」と言われたことです。
その方、そうやって一言二言話したらあっという間に行ってしまいましたが、、、(;^_^A
貴方、、、、強すぎ&さわやかすぎ(笑)
僕、本当に弱いので、つらいと顔や態度に出てしまう傾向がある気がします。
それは昔からどのスポーツをしていてもそうなのですが、特にこのランでは顕著です。
だから、「頭のねじを抜いて、バカになって、つらくても楽しんでいることを演じ切る」ぐらいの気持ちでやろうと思っています。
途中、自動販売機でジュースを買い、田んぼ地帯を進んでいくと奥さんが面白い一言。
「さっきの松原湖とか、田んぼに飛び込んでアイシングしたいよね~」
あはは、やってみたら~?とか言って進んでいく。
まぁ、、、やったら第24回の野辺山ウルトラは開催不可になり、こばすけ夫婦はウェルネスの大会は出入り禁止でしょうな・・・・
そんな軽口を叩きながら、ついに50km地点に到着!!!
相変わらずビハインドは変わらず。
でも、粘れている。ビハインドは増えてはいない。。
ここで言いたかった。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
しかし、奥さんはスラムダンクは読んでいない。
先日の富士五湖でもじょうじじょうじ言って呆れられたばかり。
自粛して、目当てのそばエイドを見ると、、、、
はい。行列。
「これは辞めて、他のものを食べて行こう!!滝見の湯でもそばあるし!」
ああ、、、、くそうくそう。
俺に、サブ3、サブ3.5の脚があれば、、、、、もっと速くこのエイドに着けたのに、、、、この時ほど自分の亀ランナーっぷりをなんとかしたいと思ったことはありません。
そば齧れなかった分、ゴールして絶対メダル齧ってやる、、、、
そんな思いを胸に、50kmエイドを後にします。。
この後は、マジでつらかった日照り区間。
気分は砂漠のジプシー。新しいランニンググッズまで考案。
ついにシン・ゴジラの熱線ばりのシン・コバスケの波動砲(リバース)がさく裂!
でも、粘ったよ。
・・・・な、滝見の湯エイドまでのお話しに続く、、、
第23回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン 第3話「どんな状況だろうと楽しもう」に続く、、、、
2017-05-24 15:11
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コメント(2)
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うわあ、予兆あったんですね。でも自分で認めたくない気持ち、
分かる気がします…。
湖や田んぼでアイシング!って走ってる最中に思い出しちゃいそう!
Onのお店のお兄さんに「(クラウドテック)500キロは大丈夫!」と言われましたが、実際そんなもんだったんですね…。
私、今までのシューズはゆうに1000キロは使ってる気がします。
by liang (2017-05-25 08:49)
>liangさん
予兆は残念ながら結構早い段階からありましたが・・・(;^_^A
「気のせい」ということで予兆に対応しつつ気にしないように進んでいました~♪
それで捌けることもあるのですが、今回はもう少し踏み込んだ対応が必要でしたね~。
田んぼでアイシング、絶対気持ちいいですよね(笑)
僕もお店の人に聞いたら500kmでした(;^_^A
なので、今回はもうオーバーユーズだったんでしょうね・・・。
奥さんのシューズも今回で履きつぶれ、、、家計に響きます、、、(;^_^A
by こばすけ (2017-05-25 19:08)