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2018年野辺山ウルトラマラソン 第二話「野辺山、怒涛の先制パンチを繰り出す」 [野辺山ウルトラマラソン]

「野辺山に・・・心臓を捧げよ!!」

最近進撃の巨人をようやく最新刊まで読んだ僕はそんな叫びをあげることもなくテクテク進んでいきます。

今年のあのお兄さんはブルゾンちえみか・・・・。
毎年何かのコスプレをして一日応援してくれるお兄さん。
毎年見かけてハイタッチしてもらって元気を頂いております♪

この日は、結構寒くて、手袋・ポケッタブルパーカ・アームカバー、、、と防寒対策をガッツリめに。

最初の5kmはフラットな感じだけど、そこからコース最高点までは登っていく感じだよな・・・。
少し登り勾配になった所で、ジェルを摂りました。
この日は、前半から積極的に補給をしていきました。
今までのウルトラでどうも42kmにつくくらいまでの前半戦が辛く感じることが多く、それの原因て補給不足では?と思う所があったので前半からガンガン行きました。
・・・多分、これはよかったのではないかと思いました(;^_^A

本当、空気が澄んでて景色もきれいです。

4年連続で来ていると、なんとなく覚えてしまいますがいつも感激です♪

いつもの牛がいる牧場は牛がいなくなっていて少し寂しい気持ちになりました・・・・。。

まぁ、変わらないものなんてないわな・・・・。

そんなで林道に向けて斜度が上がってくるにつれて僕の息が上がってきます。。

きたきたきた!まず一発目のパンチ。

しかしこれは想定内。

謎の心肺劣化状態の僕では、標高1300mを超えた所ではまずろくに走れないはず。
むしろそこで無理したら、後で高利息を支払う羽目になること間違いなし!!
なので、1時間10分以内での10km通過を目指して、無理せず進んでいきます。。

林道に入り、登りが本格的になり、景色を楽しみつつ登山モードに入る僕に、後ろからプレッシャーが・・・・(;^_^A

「ねぇ、23kmの関門は閉鎖何分前に通るの?」
「ねぇ、八峰の湯(42km)には5時間くらいでつかないときついよ」

と、ドライブレコーダーが僕のケツについていたら撮影して当局に届けてやろうかという位のあおりが・・・・。

「だから・・・お前と俺じゃ何度も何度も言っているけど、現状の走力が違うの!」
「俺は今歩いているけど、これでもこんなにゼーハー言っている、これで無理したら走るべき時に走れないよ」

まぁ奥さんからしたら、去年までは自分が坂走れなくて、僕が待つパターンが多かったので現在の反対パターンにギャップを感じるんでしょうね・・・。実際帰りの車でそう言っていました。

「まぁとにかく不安なら先行っていいよ!俺は俺のペースで行くし。それしかできねーし」

と、コース最高点に到着するころには、キューバ危機ばりの緊張感がこばすけ家夫婦に立ち込めていました(;^_^A
これもある意味最高点だったかもしれません(笑)

これも、進撃の巨人のリヴァイ兵長みたく、「悔いのない選択をしろ・・・・どっちが正しいなんて俺にはわからないからな・・・・」と言ってやろうかと思いましたが奥さんは進撃の巨人読んでいないので自粛しました。

まぁ確かに奥さんが焦るのも、無理はないです。

こばすけ家伝説となっている、初野辺山、制限時間3分前ゴールの時と同じくらいか下回るペースで八峰の湯に到着するペースで進んでいるので・・・・(;^_^A

僕のプランとしては、こうなのです。

劣化しまくりの心肺で、標高1300m以上の所の登りで無理はしたくないのでそこはセーブして標高が1000m付近になってからが緩やかな登りとかも走って巻き返していく・・・というプランで、各関門には45分前の突破を目安に進んでいき、あわよくば各関門に対しての貯金を少しづつしていき最終関門の川上村原公民館を17:15前後に出発出来れば最高というシナリオを描いていました。

このプランだと、かなりの不安を負います。

なんせ、こばすけ家の過去の戦績だと、50kmの小海公民館から、71kmの滝見の湯までがとにかく激しく潰れています。
僕のプランでは、まさにこの過去3年間の鬼門となっている所で、完走に対しての貯金を生み出そうということを考えています。この辺、標高が下がるから走りやすいはずと考えました。
しかしここで潰れて川上村原公民館の出発時間が遅くなると阿鼻叫喚間違いなしなのです。
あそこのラスト13kmはマジで恐ろしい。
だから、前半から貯金を作りたい奥さんの気持ちはもっともなのです。。

うちの奥さんは、このプランと、この現在のペースでは完走は厳しいとこの時点で思っていたそうです。
このプランについては、後日「走ることはともかく、あの計画性はすごいわ」と褒めているのかけなしているのかわからないお言葉を頂きました(;^_^A

そんなプランを胸に、コース最高地点からは下り下り~!!

時々石を踏んで、足首をぐねり痛みが走りますが、気のせい気のせいと進んでいきます!
今回この足首ぐねりも何回もやり、精神を削られました(;^_^A

空気の薄さ、激しい登り、石、不整地、煽り族と化した奥さん、キレる僕・・・・

野辺山からの先制パンチの連続で、23kmの第一関門に着くころにはもうお腹いっぱいでした(;^_^A

ここで、一度シューズを脱いで、シューズの中の砂と、ソールに挟まりまくった石を取り除きます。。
旧型クラウドは、やっぱり林道トレイルだと石が大漁でした。
ちなみにクラウドフラッシュを履いていた奥さんは全く挟まりませんでした♪

この辺りでは、手がかじかんでもうどうにもならなかったです。

陽が当たると暑さを感じるのですが、風が当たると冷たい、、、、となんとも不思議な感じで、ポケッタブルパーカを脱いだあとも、手袋は稲子湯の手前までつけたまま進んでいきました。

「さ、稲子湯行くか!!」と第一関門出発。

下りは、今までの登りで歩いた分を取り返すために走ります。
だいぶ気温も上がってきました♪

稲子湯の手前で手袋を取ったら、手がすごいむくんでいてびっくりしました(;^_^A
確かこのあたりでアームカバーも外した気がします。。

稲子湯エイドでは、果物やら色々頂いて、ここで初めてジプシーカバーを濡らして頭を冷やし始めました。やっぱり連続して走っていると暑さを少しですが感じてきます。

でも、去年より遥かにマシです。

ここも最短で後にして、稲子湯エイド直後の登りを歩いているとクラウドを履いた応援の方から「お、Onコンビですね!!」と声を掛けて頂き、元気もらいます!
奥さんと、「ワラーチ以外の履物で声掛けられるなんてびっくりだね~!」と話しつつ進んでいきます・・・・!

登りを終えると、そこから42km地点の八峰の湯までは下り基調!
行くしかない!!

・・・・ということで進んでいきます。

いつもの芝生の歩道をスタスタ進んでいき、、、いい天気です。
しかも標高が下がるにつれて、心肺は楽になっているような気がします!

そんなこんなで想像以上にうまく進められているようで、八峰の湯には予定より早く到着することが出来ました!

雄大な景色を眺めながら水を被り、フルーツを食べてジェルを摂り、僕の中でこの日の一つの山場と決めている滝見の湯までの戦いに向かいます!


2018年野辺山ウルトラマラソン 第三話「すべてはこの時の為に」に続く。
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liang

うちは1時間の散歩でも険悪な夫婦げんかしちゃうので
極限のウルトラを足並みそろえて走るなんて、
もうそれだけで、こばすけさんご夫婦が眩しいです。
私はまだ数回しか走っていませんが、ウルトラの思い出って
特別ですよね。夫婦で共有できるって素晴らしいなと思います!
ところでクラウドとフラッシュの差は、経年の差ではなく形状の差??
by liang (2018-05-23 18:21) 

こばすけ

>liangさん
道中多分向こうが相当色々我慢している気がしますが・・・(;^_^A
なんだかんだ旅感覚で走っているので、揃っていっちゃうんでしょうね~。
ウルトラの思い出は本当特別ですね!かなり鮮明に記憶していますからね♪
普段走れない自然だらけの所を走れるのが本当最高ですよね♪

石の挟まりの差は、おそらく形状の差だと思います。
フラッシュのほうが溝の形状が挟まりにくくなっているんですよね。。でも、クラウドも新型のほうは挟まりにくい形状になっているのでうちの奥さん曰く挟まりにくくなっているようです♪
僕が今回履いたのは旧型クラウドだったので、もうそれはそれは・・・笑っちゃうくらい挟まっていました(笑)
by こばすけ (2018-05-24 15:09) 

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