あの夏。人目もはばからず涙を流した日。 [その他]
高校野球の県予選が始まった。
僕も白球を追いかけるいち高校生だった。
・・・野球ではなくソフトテニスでしたが。
何故かはまってしまい、社会人でも続けていた。
肩をやってしまい、もう今はラケットを持つこともありませんが。
タイムスリップすること、十ウン年。
夏のインターハイ予選・団体戦。3回戦。
個人戦は敗退し、インターハイ出場はかなわず、団体戦も当時全国でもベスト4に入る強豪校が僕の住んでいた県にはいたし、他にも強豪私学は数校あり、事実上、「ベスト8進出」が僕の学校の目標だった。
団体戦は3本勝負の二本先取。
一本目はうちの学校の勝ち。
二本目がうちがマッチポイントをにぎりながらのまさかの逆転負け。
そして、三本目が僕だった。
大逆転勝利に湧く相手高校を見て、初めて試合が「怖い」と思った。
自分の「引退」を試合をする前に意識してしまった。
結果はいわずもがな、その勢いに飲み込まれ敗退。力ははっきりいって出し切れなかった。
整列し、情けなさと申し訳なさで応援のほうを見れなかったが、「ありがとうございました!」と礼をし、自分の学校の応援サイドを見ると、涙を流している後輩達がいる。
それをみたら、もう涙が止まらなくなった。
申し訳なくて。情けなくて。悔しくて。
そして自分にはこの学校の選手としてソフトテニスをすることはないという現実に打ちのめされた。
覚悟が足りない。努力も足りない。根性もない。振り返ると後悔にまみれている三年間に思えた。
この敗戦があり、「まだソフトテニスをしたい」と、大学でも何故かソフトテニスという競技を続け、社会人でも何故か続け、数々のいい出会いに恵まれ、とても幸せだったように思う。
あの夏の敗戦後、すぐには「いい三年間だった」となかなか思えなかった。
仲間に恵まれ、チームに恵まれ、でも自分に対しては許せない感情が強かった。
でも、今頃になってやっと、ああいうのも悪くない。いいな。と思えるようになった。
・・・・こんなことを8耐の会場の近くで行われていた高校野球埼玉県予選を横目に見つつ、ぐるぐる走っていたら思いだしたのでありました。
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僕も白球を追いかけるいち高校生だった。
・・・野球ではなくソフトテニスでしたが。
何故かはまってしまい、社会人でも続けていた。
肩をやってしまい、もう今はラケットを持つこともありませんが。
タイムスリップすること、十ウン年。
夏のインターハイ予選・団体戦。3回戦。
個人戦は敗退し、インターハイ出場はかなわず、団体戦も当時全国でもベスト4に入る強豪校が僕の住んでいた県にはいたし、他にも強豪私学は数校あり、事実上、「ベスト8進出」が僕の学校の目標だった。
団体戦は3本勝負の二本先取。
一本目はうちの学校の勝ち。
二本目がうちがマッチポイントをにぎりながらのまさかの逆転負け。
そして、三本目が僕だった。
大逆転勝利に湧く相手高校を見て、初めて試合が「怖い」と思った。
自分の「引退」を試合をする前に意識してしまった。
結果はいわずもがな、その勢いに飲み込まれ敗退。力ははっきりいって出し切れなかった。
整列し、情けなさと申し訳なさで応援のほうを見れなかったが、「ありがとうございました!」と礼をし、自分の学校の応援サイドを見ると、涙を流している後輩達がいる。
それをみたら、もう涙が止まらなくなった。
申し訳なくて。情けなくて。悔しくて。
そして自分にはこの学校の選手としてソフトテニスをすることはないという現実に打ちのめされた。
覚悟が足りない。努力も足りない。根性もない。振り返ると後悔にまみれている三年間に思えた。
この敗戦があり、「まだソフトテニスをしたい」と、大学でも何故かソフトテニスという競技を続け、社会人でも何故か続け、数々のいい出会いに恵まれ、とても幸せだったように思う。
あの夏の敗戦後、すぐには「いい三年間だった」となかなか思えなかった。
仲間に恵まれ、チームに恵まれ、でも自分に対しては許せない感情が強かった。
でも、今頃になってやっと、ああいうのも悪くない。いいな。と思えるようになった。
・・・・こんなことを8耐の会場の近くで行われていた高校野球埼玉県予選を横目に見つつ、ぐるぐる走っていたら思いだしたのでありました。
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2015-07-21 11:19
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