第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第二話 反撃開始 [チャレンジ富士五湖]
とりあえず、河口湖大橋を渡っている時に振り返ると見える富士山のきれいさはすごいです。。
沈むところまで沈んだ僕のメンタル。
考えても仕方のないことを考えるほど、メンタルの削られることはない・・・
と、わかっているものの、仕方のないことだからこそハマってしまうこともあるのだな・・・
と思いました。
とりあえず走りながら、自分を客観視。
暑い。脚攣ってる。想定外にしんどい。
俺は、この恐怖の三連星の繰り出すコンボで去年の野辺山の惨劇がもう一度起こる恐怖に怯えている。
この際奥さんとの走力差とか、適性とかはどうでもいい。
そして、この三連星の暗躍により、関門時間ギリギリの戦いを強いられている。
・・・・なるほど。わかったよ俺。
でも、俺は昔のケンシロウではない昔のこばすけではない。
酷暑対策に買った、首をガードするパタパタ付きの帽子に、水を含むと冷たくなるチリーパット、そして去年の野辺山でのアーリーエントリー特典のジプシーカバー。これらを総動員して体を冷やせば、暑いのはなんとかなる。
エイドの被り水でビチャビチャにしたジプシーカバーは冷たさがなくなるまで帽子と頭の間に挟み込んで頭を冷やし・・・チリーパッドは首に巻いて首を冷やす。
適時、顔や腕もそれらを使って濡らし、気化熱で冷やしていく。
脚攣りは、芍薬甘草湯を投入。塩熱サプリも。
想定外にしんどいのは、ちょっと多めに補給をしてみることにする。
エイドでフルーツを食べたら、さらにジェルを取るとかする。。
ほら、ちょっとだけ快適に進めるではないかっ!!!
恐怖の三連星どもも、少しだけたじろぐ!
・・・・むむ、、、昔のこばすけではないな・・・・。
・・・執念!俺を変えたのは、貴様(野辺山)が教えた執念だ!!
そんな北斗の拳チックな成長を見せつけつつ、第三関門、足和田出張所。
ここのエイドはカオス状態だった・・・・。
想定外の暑さにやられているのは、ランナーばかりでなく、エイドステーションまでも混乱に陥れている・・・。。
どこかのエイドでは被り水も、飲み水も底をつきそうになり、ボランティアの方がてんてこ舞いになっておられました。。
いやこれ、去年と全然気候違いますもんね。。
僕の脳内でも某ダチョウ倶楽部ばりに「聞いてないよ~」連発だもん。
僕が勝手に「第三ウェーブスタートの洗礼」と呼んでいるエイドステーションの食べ物売り切れ状態も食らいますが、それも仕方のないこと。
ザックの中のソイジョイを食べて、ここの関門を後にします。
この時、関門閉鎖の15分前。
焦るはずが、妙に落ち着いていました。
まず、富士五湖は前半の関門がシビア。
ここから、少し関門時間に余裕が出来、夕方には気温も下がるからもっと走れるようになるはず。
72kmの精進湖の関門も15分前とかに抜けれれば、なんとかなるはず。
多分そのプランなら、登り坂は歩いても下りとフラットな所で最低7:00/kmで走ればなんとかなるはず・・・・!
そんなことを思いつつ西湖への坂を歩いてきます。
途中、確か60km過ぎのエイドで朝日新聞の方から取材を受け・・・・(人生初)
後日、ネットで記事見たら名前出ているしビックリでした(;^_^A
この記事は、珍しく記念に取っておくことにしました(笑)
記者さん「こんなに暑くて、つらくないんですか?もう60km位走ってますよね?」
僕「いやマジ今日はここに着くまでに100回は止めたいと思ってます。暑いししんどいし。でもそれをしに来たんです。そことの折り合いをつけることこそが面白い所なんです。だから残りも自分との勝負です」
みたいなことを答えた記憶があります。
そのうち情熱大陸で取材でもこないかな(笑)
などと思いつつ進んで行くと、63km地点のうどんエイド!!
この先も文明堂カステラエイド!!
と、なんとも楽しい美味しいエイドがあるのですが、僕は小麦の遅延性アレルギーがあるので諦めて進んで行きます。
自家製の米粉で作ったナッツバーとソイジョイ、おせんべい、メダリストのジェル、エイドのフルーツ、これらが友達さ・・・・。
途中、スライド区間で、JUNさんに初めましてのご挨拶。ありがとうございました♪
この精進湖あたりが一番気温も高くつらかったように感じますがなんとか一定のペースでは進んできます。
このへんで奥さんが「辛くなってきたから、(ワンピースの)イワンコフにテンションホルモンを打ち込んでほしい」などと言い始め、僕は僕でしんどいので真面目に「俺ならエネルギーステロイドバカ食いするな。ホーディみたいに」などと答え、もう訳の分からない状態に。
・・・・「旧精進小学校の72km関門に15分前に到着、15分前に到着。」
もはやマントラの如く念じて進んで行きます。
体冷やして、補給して、足を前に、楽に、軽く、スムーズに、景色楽しんで・・・
途中途中の応援の方のお声掛けも本当にありがたかったです。
何故かこの日野辺山の参加賞着ていたのですが「去年の野辺山のほうが暑いよ!大丈夫!」とか、「今年も野辺山がんばろう!」とか声かけて頂き、本当に元気を頂きました。
朝から、ここまで、そしてゴールまでも、たくさんの「ありがとう」に背中を押してもらっているのだ・・・と思うと感極まりそうになりますが、まだゴールしてねぇし(;^_^A
そんなこんなで来た!!72km関門!旧精進小学校エイド!関門閉鎖20分前到着!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! っていう気分でした(;^_^A
僕の書いたシナリオ以上の速さでたどり着けました。
精進湖を回ったら、後は帰るのみ!
あの恐怖の先の先まで見える湖畔沿いランを再び!
最後の坂は走れたのか?
そして何より、僕がゴールで感じたものとは??
第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第三話 「信じられない帰還」に続く・・・
===================================
今日は、富士五湖以来のランをしました♪
・・・つっても、1kmラン、4kmウォーキングですが(;^_^A
ゆっくりゆっくり疲労を抜いていこうと思います。。
沈むところまで沈んだ僕のメンタル。
考えても仕方のないことを考えるほど、メンタルの削られることはない・・・
と、わかっているものの、仕方のないことだからこそハマってしまうこともあるのだな・・・
と思いました。
とりあえず走りながら、自分を客観視。
暑い。脚攣ってる。想定外にしんどい。
俺は、この恐怖の三連星の繰り出すコンボで去年の野辺山の惨劇がもう一度起こる恐怖に怯えている。
この際奥さんとの走力差とか、適性とかはどうでもいい。
そして、この三連星の暗躍により、関門時間ギリギリの戦いを強いられている。
・・・・なるほど。わかったよ俺。
でも、俺は
酷暑対策に買った、首をガードするパタパタ付きの帽子に、水を含むと冷たくなるチリーパット、そして去年の野辺山でのアーリーエントリー特典のジプシーカバー。これらを総動員して体を冷やせば、暑いのはなんとかなる。
エイドの被り水でビチャビチャにしたジプシーカバーは冷たさがなくなるまで帽子と頭の間に挟み込んで頭を冷やし・・・チリーパッドは首に巻いて首を冷やす。
適時、顔や腕もそれらを使って濡らし、気化熱で冷やしていく。
脚攣りは、芍薬甘草湯を投入。塩熱サプリも。
想定外にしんどいのは、ちょっと多めに補給をしてみることにする。
エイドでフルーツを食べたら、さらにジェルを取るとかする。。
ほら、ちょっとだけ快適に進めるではないかっ!!!
恐怖の三連星どもも、少しだけたじろぐ!
・・・・むむ、、、昔のこばすけではないな・・・・。
・・・執念!俺を変えたのは、貴様(野辺山)が教えた執念だ!!
そんな北斗の拳チックな成長を見せつけつつ、第三関門、足和田出張所。
ここのエイドはカオス状態だった・・・・。
想定外の暑さにやられているのは、ランナーばかりでなく、エイドステーションまでも混乱に陥れている・・・。。
どこかのエイドでは被り水も、飲み水も底をつきそうになり、ボランティアの方がてんてこ舞いになっておられました。。
いやこれ、去年と全然気候違いますもんね。。
僕の脳内でも某ダチョウ倶楽部ばりに「聞いてないよ~」連発だもん。
僕が勝手に「第三ウェーブスタートの洗礼」と呼んでいるエイドステーションの食べ物売り切れ状態も食らいますが、それも仕方のないこと。
ザックの中のソイジョイを食べて、ここの関門を後にします。
この時、関門閉鎖の15分前。
焦るはずが、妙に落ち着いていました。
まず、富士五湖は前半の関門がシビア。
ここから、少し関門時間に余裕が出来、夕方には気温も下がるからもっと走れるようになるはず。
72kmの精進湖の関門も15分前とかに抜けれれば、なんとかなるはず。
多分そのプランなら、登り坂は歩いても下りとフラットな所で最低7:00/kmで走ればなんとかなるはず・・・・!
そんなことを思いつつ西湖への坂を歩いてきます。
途中、確か60km過ぎのエイドで朝日新聞の方から取材を受け・・・・(人生初)
後日、ネットで記事見たら名前出ているしビックリでした(;^_^A
この記事は、珍しく記念に取っておくことにしました(笑)
記者さん「こんなに暑くて、つらくないんですか?もう60km位走ってますよね?」
僕「いやマジ今日はここに着くまでに100回は止めたいと思ってます。暑いししんどいし。でもそれをしに来たんです。そことの折り合いをつけることこそが面白い所なんです。だから残りも自分との勝負です」
みたいなことを答えた記憶があります。
そのうち情熱大陸で取材でもこないかな(笑)
などと思いつつ進んで行くと、63km地点のうどんエイド!!
この先も文明堂カステラエイド!!
と、なんとも楽しい美味しいエイドがあるのですが、僕は小麦の遅延性アレルギーがあるので諦めて進んで行きます。
自家製の米粉で作ったナッツバーとソイジョイ、おせんべい、メダリストのジェル、エイドのフルーツ、これらが友達さ・・・・。
途中、スライド区間で、JUNさんに初めましてのご挨拶。ありがとうございました♪
この精進湖あたりが一番気温も高くつらかったように感じますがなんとか一定のペースでは進んできます。
このへんで奥さんが「辛くなってきたから、(ワンピースの)イワンコフにテンションホルモンを打ち込んでほしい」などと言い始め、僕は僕でしんどいので真面目に「俺ならエネルギーステロイドバカ食いするな。ホーディみたいに」などと答え、もう訳の分からない状態に。
・・・・「旧精進小学校の72km関門に15分前に到着、15分前に到着。」
もはやマントラの如く念じて進んで行きます。
体冷やして、補給して、足を前に、楽に、軽く、スムーズに、景色楽しんで・・・
途中途中の応援の方のお声掛けも本当にありがたかったです。
何故かこの日野辺山の参加賞着ていたのですが「去年の野辺山のほうが暑いよ!大丈夫!」とか、「今年も野辺山がんばろう!」とか声かけて頂き、本当に元気を頂きました。
朝から、ここまで、そしてゴールまでも、たくさんの「ありがとう」に背中を押してもらっているのだ・・・と思うと感極まりそうになりますが、まだゴールしてねぇし(;^_^A
そんなこんなで来た!!72km関門!旧精進小学校エイド!関門閉鎖20分前到着!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! っていう気分でした(;^_^A
僕の書いたシナリオ以上の速さでたどり着けました。
精進湖を回ったら、後は帰るのみ!
あの恐怖の先の先まで見える湖畔沿いランを再び!
最後の坂は走れたのか?
そして何より、僕がゴールで感じたものとは??
第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 第三話 「信じられない帰還」に続く・・・
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今日は、富士五湖以来のランをしました♪
・・・つっても、1kmラン、4kmウォーキングですが(;^_^A
ゆっくりゆっくり疲労を抜いていこうと思います。。
2018-04-26 14:41
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コメント(4)
凄いです!
序盤で足を攣ってからの冷静な走り。
この日、僕は20㎞走のつもりで出かけましたが、
暑さに負けて15㎞で帰ってきました。
この暑さの中こばすけさんは100㎞も走ってるんだなぁ、
と心配でしたが杞憂だったようですね。
全体100㎞からすれば72㎞までくればもうすぐ、
と思われがちですが、これからですよね。
第三話も楽しみにしています!
by おむすび (2018-04-26 20:37)
やっぱり経験値積んでると、逆境にも強くなるんですね!
朝日デジタルで記事読みました!
写真を見るといかに暑かったのか伝わります。
ゴールまで頑張れー!と結果が分かってるのに思ってしまいました。
by liang (2018-04-27 17:26)
>おむすびさん
実は脚攣りはテニス時代からのお友達なので、割と付き合いが長いんですよ・・・♪
数年前に参加した板橋cityマラソンでもスタートしてすぐ攣りましたからね(;^_^A
この日は本当に暑かったですね!!
結構私設エイドで頂いた氷にかなり助けられました~感謝です。。
ここからが、結構静かに自分との戦いが始まります♪
でも、涼しくなってきたので、50~70kmが振り返るとある意味一番つらかったかもしれません・・・(;^_^A
by こばすけ (2018-04-27 18:43)
>liangさん
去年の野辺山の後に購入した、岩本さんのウルトラマラソンの本でメンタルのことについて書いてあることがとても力になっています。。
自らを客観視して見る、や、苦痛や苦しみの見通しを正しく立てる・・・などなど、のおかげで以前より少しだけ踏ん張りが効くようになってきたように感じております♪
朝日デジタルの写真、すごいですよね。。。あの中に僕いたはずなのですが、あの写真見て「うわ~暑そう」て、僕も思いました(;^_^A
ここからが頑張りどころでした♪がんばります~♪♪
by こばすけ (2018-04-27 18:51)